音読 『感受体のおどり』 第23番
第23番を音読します。
第23番: 仕事先(夕皿・百皿・子猫・私)
立て続けに、別々の時点の「私」の仕事場が出てきます。ここは料亭の帳場(ちょうば)。事務方、お金の計算などする所だと思います。
上のようなエピソードから、料亭の経営者一家によるイビリ場面満載のドラマを期待しても、残念ですがそれはないです。
でも、雇い人が多く入れ替わりする家に育った者たちの、主人公の「私」から見た特異性と利口さが、名前に関するエピソードから浮かんできます。
癇癖(かんぺき)、です。癇癪(かんしゃく)ではありません。意味はだいたい同じです。かんしゃく だと思い込んで音読していましたが、途中で「あっ! かんしゃくじゃない!」と叫んでしまいました。
ほかに読みにくい漢字は、
宴(うたげ) 廊(ろう) 鎧(よろい) 符牒(ふちょう)
晩餐(ばんさん)