本日の覚書~里芋アイスに感服の秋~
「里芋のアイスクリーム」
最初に聞いたときはまったく想像できなかった。
里芋?ってあの里芋?が?アイスクリームに??
確かに里芋はあまり癖がないけど、それでもあの粘りと、独特の土臭さ、芋栗南京に比べても圧倒的に野菜感。
アイスクリームねえ。
とはいえ物は試しである。
毎週パルシステムのお野菜セットのラインナップをそれなりに楽しみにしている私。
当日届くまで何が入ってるか分からない。(※正確にはHPなどを見れば分かる。)
新しい野菜、自分なら買わない野菜との出会いが結構たまらない。
この数週間は新生姜と里芋が続きがちだった。
どちらも我が家では消費者が私しかいない。
そもそも家で野菜を食べない娘たち。
お野菜セットは良くも悪くも一食分程度なので、里芋を煮っころがすには量がすくない里芋たち。
揚げ焼きにしてみるものの、時間をかけた割には中心がガジっとしていたりして切ない。そして結局私しか食べない。なんだよ。
さて、アイスクリームの件です。
ざっくりググって要領は分かったので勘と目分量でやっていく。
・蒸した里芋の皮をむく
・フォークでつぶす
・はちみつ豆乳きなこを適当にいれる
・混ぜる
・冷凍庫で冷やす(たまにかき混ぜる)
うんうん、レシピ通り簡単。
一番のハードルは「蒸す」だけど、
蒸籠を買ってしまった私にはほったらかし家事のひとつなのだ!
潰して混ぜるとさすが粘る芋!ってくらいに粘る。
普段はつぶさないのでこんなに粘るのかとびっくりする。
とろろの出汁入れる前みたい、という表現がたぶん伝わらないのが悲しいね。
(幼少期に自宅でとろろ作っていたくらいには田舎育ちである。)
とにかく、粘ってる、し、ちょっと味見してみると「つぶした里芋に豆乳はちみつきなこを入れた味」以上の感想がない。
これは失敗だったかもしれないと不安がよぎるがもう引き返せない。
無神経に冷凍庫に託して3時間後、かきまぜつつ味見。
おお!!!!!!!!
濃厚な!アイスだ!!!
固まってしまうと粘りは濃密さに変わるんだね。
確かにナッツと相性がよさそう。
すりごまとかもよさそう。
こりゃいいね。
と自信満々でその日の夕食に娘たちに出してみたら大好評。
おお!!!!
娘たちが!!!
初めて!!!
里芋を食べた!!!
食べたぞおおおおおお!!!!
と感動した。
インスタのストーリーズに躍るおじさんスタンプを添えるくらいには感動したね。
試食したときは気づかなかったけど、娘たちが食べながらだとビヨーンて粘ってるね。
これ・・・トルコアイスだ!!!
なるほど、ネバネバとアイスって実は相性いいんじゃん。
(トルコアイスって芋入ってるの??)
いやあ、嬉しい。
いいんだよ、デザートだってアイスとしてだって、里芋をオイシイオイシイって食べてくれるんならなんでも。
子どもたちが食べてくれる間はアイスにするとして。
個人的にはやっぱり煮っころがしが好きですわ。