[わたし的超備忘]母親になって5年の節目に思ったこと雑記
「おはよう!ねえ!ねえ、あと なんにち?」
1週間前から寝起きの挨拶とセットで質問され続けていた長女の誕生日。
夫と2人でこそこそ話しながら寝起きを待ち、うっすら目を開けたところで声をかけた。
おはよう。長女ちゃん、お誕生日おめでとう。
みるみる彼女の目が開いていく。
めいっぱい開ききったな、と思うやいなや閉じ、線画のような目と口のにこにこ笑顔になった。
4歳の長女ちゃんも、5歳の長女ちゃんも、ずっと大好きだよ。
と言って眠った昨日。
ありがとう。
おけしょう してなくても、ほっぺが ピンク じゃなくても、ネイル が はがれちゃっても、おかあさん は かわいいよ。
だいすき だよ。
と返してくれた優しくかわいい長女が、5歳になった。
5年前のあの日のことは、今も鮮明にも思い出せるし、けれどもまるで夢や幻のような感じもする。
この日に限ったことではない。
娘たちと一緒に過ごした◯年前を思うときはいつもそう。
早く過ぎてくれと思うことも多い彼女たちとの時間は、あっという間と表現するには濃厚すぎて、濃厚すぎるからついこの間のようとは思えない。
あんなこともこんなこともあったなあ、があまりにも大渋滞してしまい、うまく辿って回想できないのは私だけだろうか。
ピンポイントで思い出し、適切に、至極適切に5年経ったなあと思う。
もちろん今、長女と次女がいない生活は考えられない。
1人だけを自宅保育していると、こんなに静かでラクなのかと思ったりもする。
家族4人で過ごす時間を、最近はつい数年後を透視して勝手に尊さを上乗せして慈しむ。
長女と2人で過ごす時間は、友達と会話しているよう。
ねえねえ、◯◯しちゃう?と提案すると、きょう は やめておこっか、と冷静に言われたりする。
次女と2人で過ごす時間は、いつまでも幼さを見つけ出してベタベタに甘くしてしまう。
娘たちと3人で過ごす時間は、だいたい何かに追われている。
長女と夫と3人で過ごすときは、急に軟体動物のようにふにゃふにゃ甘えだす長女を存分に甘えさせてやる。
次女と夫の3人で過ごすときは、嘘のような心の余裕で2人して次女のことを見守っている。
夫と2人で過ごす時間はもちろん幸せ。
娘たちがいてくれたから、というよりも、長女がいて、次女がいて、夫がいて、私がいる。
シンプルに、私たち4人で家族なのだ、と思う。
5年経ったなあ、と思い、まだ今は遥か遠い遠い未来のような5年後を思う。
もうこれくらいで長女が10歳になってしまうの?
ああ、やっぱりあっという間なのかもしれない。
長女が切望していたラプンツェルのアクセサリーセット。
きっと泣いて欲しがってひっぱったり叩いたりするんだろうなと思っていたら、じっと隣から長女を見つめていた次女。
一通りつけて満足した長女に「次女ちゃんも つけて いいよ」と言われて初めて手に取りニコニコとしていた。
そうか、もうこんなにしっかり分かるんだ。
という様子を、両側から夫とにこにこ微笑ましく見守った朝。
帰宅時、最近めっきり活動時間がズレてしまっていたマンションのお兄さんお姉さんママたちと偶然たくさん会えて「えー!お誕生日なの!!おめでとう!!」と祝われて嬉しそうだった長女。
5さい に なったの!!らぷんちぇる の ねっくれすの もらったの!!
と興奮気味にアピールする横で「次女たんは2さい!!」と自慢げ。
そういえば去年の長女のお誕生日の日も、すごく久しぶりにマンションのお友達と偶然会えてめちゃくちゃ祝ってもらえたんだよね。
偶然じゃないのかも。彼女の引き寄せ力かな。
夜ごはんは近くのイタリアンを予約していたら期せずして貸し切りで、店主の方に存分にプリンセス扱いしてもらえて嬉しそうな娘たち。
初めてのディナー利用が最高すぎて、ここいいなあって夫とワインを飲みながらゆったり話したり。
ああ、すっごく、とんでもなく幸せだなあ、って、思えた日だったよ。
産まれてきてくれてありがとう。
家族でいてくれてありがとう。
これからもよろしくね。