子どもたちと、別々に過ごした年末年始。
この年末年始、子どもたちは別居中の夫と共に夫の実家へ行き、4回泊まってきた。
出発の日の朝、子どもたちを夫との集合場所である駅へ連れて行った。
子どもたちは「寂しくなったら電話するからね」と、私と離れるのが名残惜しそうだった。
「離れている間、どちらが楽しんだか競争しようね。お土産話楽しみにしているよ」と、努めて明るく送り出す。
しかし、子どもを夫に託した後、1人で帰る道では、寂しい気持ちが押し寄せてきた。
なぜなら、こんなに子どもたちと離れるのは、初めてのことだったから。
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それから4日後。夫の実家から子どもたちが帰ってくる日になった。
子どもたちから、メールは少しだけ送られてきたものの、結局、電話がかかってくることはないまま、この日を迎えた。
電話がないのは、想定の範囲内。
夫の実家(お祖母ちゃんち)に着いたら、楽しくなって、たぶんかかってこないだろうなと予測していたから。
駅まで迎えに行った私の顔を見るなり、子どもたちは口を合わせて、「もっと、お祖母ちゃんちに、いたかったー」という。
おいしいものをたくさん食べさせてもらえたようだ。果物やらケーキやら、お肉やら。
楽しい時間が過ごせたようでなによりと、笑顔で話を聞く。
そして、お土産話を一通り聞かせてくれた後に一言、小3の息子がこう言った。
「お母さん、しばらく会わない間に優しくなったね」
そう。優しいのにはわけがある。
子どもたちがいない間、私自身もとても充実した時間を過ごすことができたからだ。
自分とゆっくり向き合う、貴重な時間を持つことができた。
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自分の心に余裕ができると、子どもたちにも優しい気持ちになれることを体感したこの年末年始。
しかし、通常の生活に戻って1週間。
優しかった私はどこへやら。またいつものイライラしがちな母に戻りつつある。
心の余裕の貯金が、もうなくなり始めてきたのかもしれない。
一人で過ごす時間を、意識的に持たなければならないなと思う。
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一人で過ごす時間を1週間に2時間程度、定期的に持つ。
その際は、自分の心の声をしっかり聞く。
そして、自分で自分を満たし、幸せにする。
それが今年の目標だ。