「私に戻りたい」
貴方と傍にいる時間が長くなるにつれ
私の境界線は薄れていく
貴方に喜んでほしくて
最初のきっかけはそんな純粋な心なのに
貴方を不機嫌にさせたくなくて
どんな時も平気なふりをする
不満は言わない 言えない
貴方の言葉尻からメッセージを読み解く
私は変わらなくてはいけないと思う
貴方に合う形に
大好きだと感じている
愛おしくて 魅力的なその姿を
貴方に自覚してほしくて
愛の言葉をたくさん伝える
私は道化だろうか
愛を吐く度に
本当に欲しいのは
私の方なのだと自覚する
歳を重ねるごとに
誰かの肩を 胸を借りることに躊躇する
時折子供のように
何も言わず考えず
誰かの腕の中で眠りたい
あの時からやり直したい気持ちを抱えたまま
今心が枯れている