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中学校で不登校になってしまったら。

こんにちは。お読みいただきありがとうございます。

前回の記事はこちら。

スマホやゲームの制限について、書きましたが、中学校での不登校はどうしていったらいいのか、また新たな問題にぶつかりましたので、参考になれば幸いです。

小学校のころは、保健室登校をして、親の送り迎えで遅刻早退をしていたので、子どもの様子もよくわかるし、話も聞ける、お友達との関わり方も少しですが見ることができました。

中学校に入ったらそういう訳にもいかず…

基本的に保健室登校というものがありませんでした。

保健室は最大2時間まで滞在できる感じで、体調が良くならなければ早退、良くなれば教室に戻る。というものでした。

その代わり、別室登校というものがありました。
別室登校は、教室に上がれない子が集まる教室で、学年もばらばらでした。

私たち親子は、学校へ行けなくなってかなり経つまで、その別室登校のシステムを知りませんでした。



まず最初に、たまたまネットで調べて知った、地域の公立中学生の不登校の子が集まる場所があることを知りました。


そこに出席すると、学校での出席になるし、遅刻や早退をしても出席になるという良心的なもの。

子ども達の勉強を見てくれるのは定年退職した校長先生や教頭先生、大学生のボランティアさん。

校外学習もあり、いろんな中学校から集まっているけれど、人との関わりが無くならないようにしっかり考えてくださっていました。
勉強も各自がやることを決めてそれぞれで課題をやったりワークをやったり。

リクエーションの時間も設けられていて、午前中で終わるシステムになっていました。

驚いたのは、中学校の定期テストもそこで受けれるとのこと。

地域にいくつかそんな場所を設けてあり、自宅から一番近い通いやすい場所を選んで登校できるようになっていました。

我が家からは、電車で徒歩も含め片道40分くらいかかる場所になりました。

朝起きにくい子の為、学生服で電車に乗っているのを見られたくない子どもの気持ちを配慮して、全員私服登校でした。

こんな恵まれた場所があることを、ネットでフリースクールを必死に検索していた時に、たまたま見つけました。

申し込みは学校を通して行うこと、学校の先生と一緒に面談に伺うことが義務付けられていましたが、
息子が不登校になって、いろいろ悩んでいた時に先生の方からこんな場所があるということを教えてくれることは無かったのが、とても残念に思いました。

そして、その場所の先生とお話するうちに、自分の学校に別室登校というものがあるということも知りました。

まさかの…という気持ちでした。

知らないので質問もしなかった私が悪いです。
もっと先生とコミュニケーションをはかれるようにできなかったのかなと、自分を責めました。

そんなこんなで、息子も時々、朝起きれる時は電車に乗って勉強しに行きました。
定期テストもそこで受けたり。
ですが、定期テストはなるべく別室でもいいから学校で受けようという方針でしたので、

息子も「自分は電車でそこに行かなくても別室でテストは受ける」と言うようになりました。

別室でテストを受けるうちに、午後はクラスに上がって授業を受けれる日も出てきました。

そんな時、コロナ禍になってしまいました。
学校が休校になり、学校に行けない日々。
堂々と学校に行かなくていい日常は息子にとって、とても過ごしやすかったと思います。

学校からの課題もきちんとするし、オンラインもまだ整備されてなかったので、のんびりした日々でした。

何カ月も続いた休校が明け、登校出来るようになった時は、息子も学校に行くようになりました。

ですが、そんなにリズムが完全に戻るわけもなく、やはり朝は起きづらいし、新しいクラスには友達も少なく、部活も休部したままになってたので、
また学校から遠のき、自宅にいる日がほとんどになって行きました。

ですが、

2年生の担任の先生がとにかく一生懸命、息子とのやりとりを試行錯誤してくださり、徐々に別室とクラスとを組み合わせながら、学校に行ける日が少し増えていきました。

聞けば、その先生の弟さんがずっと不登校だったとのこと。
息子がどんな気持ちで家にいるのか、それを見守る家族がどんな気持ちでいるのかとても理解してくださっていました。

中学3年生になった時、別室は午後からは閉まるというルールに変わりました。

今までは、そこでお昼ごはんを食べて、午後からも過ごすことができたのですが。

朝、起きにくい息子は、4時間目から登校して6時間目まで別室で過ごすこともありましたが、それができなくなった為、4時間目だけ行くことになるなら、もう行かなくていいや。という風に変わりました。

このことは、本当に残念で、きっと同じ思いの保護者さんも居たかと思います。

3年生になると、さすがに受験のことも考え、テストも別室で受け、自分で考えて、何とか行ける時は行く。

という風にしていました。

私としては、出席日数も気になるし、学校へ行けない日が続くと怒ったり宥めたりの繰り返しの日々でした。

今思うと、やはり無理やり行かせることもできないし、かといって何も言わなかったら、ラッキーとばかりにずっと行かない日が続くので、どうすればいいのか、ずっと悩んでいました。

行きたくないなら、行かなくていいと、頭では分かっていますが、

行けるなら、行った方がいい。どうしても、そう思ってしまいました。


息子に言わせると、言われなかったら行かなかっただろうし、言われたら言われたで、うっとうしいと思ってたし…とのこと。

結局、私たち親子には、この方法で良かったのか、、、

ですが、私はかなりしんどかったです(笑)

続きはこちら。



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