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ファームステイへ

ファームステイへ行くことになったのは、さまざまな偶然が重なり、急遽お話をいただいて、長男へ確認→行きたいと言ってから確か3、4日くらいで出発しました。

驚きのスピード決断で、準備もバタバタでした。

ただ、当時仕事をセーブしていた為、急な話でも送り迎えができるし、予算も何とかなる範囲。私も即決でした。


息子の体調も心配だし、それはそれは過保護に準備しました。

知り合いも居ないし不安や、不便なことがたくさんあったと思います。

牛や山羊のお世話はもちろん、たくさん遊びにも参加させてもらいました。


とても良い体験ができて、ひと回りもふた回りも大きくなって帰ってきたような表情でした。

今でもたくさんの写真を見返すと、どれほど頑張ったんだろうと思い涙がでそうになります。

普通の家庭でいうと、そんなお金を掛けてもらえて贅沢だなって感じるかもしれませんが、不登校の息子に寄り添っていくうちに私の金銭感覚もおかしくなっていきました。

とにかく子どもの笑顔が見たい。そこに関しては全力を出せるようになっていきました。

後のことは後から困った時に考えたら、一瞬一瞬を大切にしたくなっていました。

なので、飛び込んでいけたし、あの時の出会いに本当に感謝しています。


そんな大冒険を経験した夏休みが明けても、息子の保健室登校は週数回続きましたが、修学旅行には何とか参加できました。

行事だけは参加できる不登校生を理解できないお友達もいると思います。

息子も、心無い言葉に傷ついたり、居心地悪い時もあったとは思いますが、やはり行事には出たい気持ちがあったので、そこはゆっくりゆっくり気持ちを後押ししながら、進みました。

息子の気持ちを支えるのが本当に大変で。
今日頑張ると言っていても、当日になるまで行けるかどうかも分からず。

行けた時には、どっと安堵のため息が出ました。

行けなかった行事ももちろんあります。
そんな時は、息子も行けなかったことで落ち込むので、励ましたり宥めたり。


本当は親も泣きたい。。。そんな気持ちを抱えていました。


そしてとうとう小学校卒業。卒業前には進学予定の中学の先生ともお話をして、その時できる限りの準備をしました。

続き(中学から通い始める)


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