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料理自慢の温泉旅館に泊まった♨️
先日、山形県米沢市にある温泉旅館にお一人様で宿泊してきました。その旅館はオールインクルーシブでアルコールを含めた飲み物も自由にオーダーできます。美味しい料理とお酒、山形のポテンシャルの高さを堪能しましたので感想を記します。
夕食
「おかひじきと黄菊の冷汁」
どちらも米沢の名産です。シャキシャキとした歯触りです。さっぱりとした味付けが食欲をそそりました。
「スモークサーモンとマッシュルームのマリネ」
最上川やその支流は鮭が遡上するため昔から食べられていて、地名にもなっています。マッシュルームは現在、舟形町で盛んに生産されています。
「きのこおろし、子持ち鮎甘露煮」
上杉鷹山公によって広められた、鯉を食べる習慣がある米沢。甘露煮が有名ですが、それを鮎にアレンジしていました。
「里芋松風、うこぎ麩田楽、焼栗」
うこぎは生垣などに使われる植物で、同じく鷹山公によって食用として広まりました。すり潰してお麩に加えています。爽やかな風味が加わりました。
「松茸土瓶蒸し」
みんな大好きマッタケ!最初はストレート、次はスダチを絞って、最後は具をいただきました。
「米沢牛とうがらしと焼き茄子 ミルフィーユ仕立て」
諸説ある「日本三大和牛」の一つの米沢牛。その希少部位の「とうがらし」を低温調理。バルサミコ酢と醤油を煮詰めたソースが良いアクセントに。「山のお造り」とのことでしたが写真を見るとまさに、ですね。
「庄内産鰆 じゃがいも三五八ソース」
三五八(さごはち)は、市内の老舗味噌屋さんの塩麹の商品名です。これに庄内産の鰆を漬けて、じゃがいもソースにも使用。ふんわり柔らかな食味でした。
「霜降りサーロイン&フィレ 鉄板ステーキ」
みんな大好きステーキ!写真にはありませんが薬味は岩塩やワサビ、レモンや黒胡椒など、味変を楽しめるようになっていました。米沢牛は旨味とやわらかさが特徴。ワサビを少し加えて味そのものを楽しみました。
「里芋饅頭、湯葉、むかご真丈」
「芋煮」に使われる里芋も名物です。饅頭はもっちり食感。むかごはサクサクでした。
「つや姫、お漬物」
旅行先で食べたお米の中で随一の食味のつや姫、自宅でも取り寄せていますが、炊飯器ではなく土鍋で炊いたつや姫はさらに粒だちがよく美味しかったです。
「自家製チーズケーキ、ラ・フランス」
チーズケーキ、めちゃくちゃ美味しかったです。スマホのメモに書くくらい。。。そして季節のフルーツはラ・フランス。こちらは言うまでもなくとろりとした味わいが最高でした。
お酒
オールインクルーシブでお酒もたくさん頼めます。実際には山形県産のワインや焼酎、ビールやハイボール、ソフトドリンクなども自由に選べるのですが、今回は「地酒五種のみくらべ」を頼みました。この中で一番気に入った「楯野川 限定雄町」を追加でオーダー。スッキリした味わいが自分好みでした。
朝食
びびるほどの充実ぶりでした。そしてご飯は土鍋でドーンっと。一人では到底食べきれません。残念無念でした。舟形産生マッシュルームと「醤油ベース、牛肉の芋煮」が美味しかったです。
おまけ
宿では軽食とお酒、ソフトドリンクを飲みながら景色を見てゆっくりできるラウンジも設けられていました。ディスタンスもあって良い雰囲気でした。そして、チェックアウト後には鶏卵会社が運営するカフェでシフォンケーキをいただきました。クリスマスツリー、かわいいですね。そしてシフォンはふんわり、ラ・フランスが濃厚で美味しかったです。
以上、今回のお宿は「米沢、オールインクルーシブ」で検索すればすぐに分かると思いますが、あくまでも個人の感想であり、内容については宿の了承を得ていませんので予めご了承ください。
感染対策をしつつも、少しずつ今までの生活に戻りつつありますね。また美味しいものを食べたらご紹介をさせていただきます。
追記: 先日、本ブログの内容を宿の方にも見ていただいたので改めて旅館名を記載します。一人客の自分に対しても変わらぬスタッフの皆様の心配りが最高でした。もちろんお料理も最高!
「別邸 山の季」