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総持寺(2)

総持寺は曹洞宗の大本山です。曹洞宗は大本山を二つ持っています。福井県にある永平寺と、横浜市にある総持寺です。
古風で閉鎖的な禅宗を続けるか、民衆にオープンな禅宗にするかで二つにわかれ、革新派は総持寺に移り、保守派は永平寺に残りました。
この時世は南北朝時代で総持寺は南朝の後醍醐天皇から「第一の道場」と認定され、
永平寺は北朝の後円融天皇から「第一の道場」と認定されました。
二寺は共に大本山になりました。

放光堂 国登録文化財
建築年 安政年間  移築 明治44年
山形県鶴岡市より移築しました。幅30メートルに及ぶ雄大な規模の建物です。かつての本堂ですが、今は位牌堂として使われ、檀家法要、仏前結婚式などが行われています。

仏殿 国登録文化財
建築年 大正4年
屋根は入母屋造 本瓦 荘厳な構成です。七堂伽藍の中心にあり、お釈迦様をお祀りしています。

大祖堂
建築年 昭和40年
歴代の祖師がたをお祀りしています。千畳敷の堂内では、朝、晩のお経をはじめ数々の儀式が行われています。

紫雲臺(しうんたい) 国登録文化財
建築年 大正4年
総檜造りの大書院で、襖は日本画で彩られている。禅師さまが全国のご寺院と接見される相見の間があります。
以上が百間廊下の内側にある建物です。他にも写真に写せなかった建物があります。百間廊下は修復中でみれませんでしたが、総持寺は大きな伽藍が並んでいて、立派でした。
              つづく

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