赤ちゃんが「泣く」、理由。
育児の上手、とは。
先日生まれたばかりのぐぅちゃん(子の呼称)は、本当に信じられないくらいに、秒単位で幸せを与えてくれる。でも私は、この子にちゃんと幸せを与えられているのだろうか。そんな疑問がことあるごとに思い浮かぶ。
ましてや私たちにとって初めての子なので、わからないことは多い。というか、わかっていることなどほとんどない。だから旦那と相談しながら、時には友達やお姉さん、一緒に暮らしているお義母さんに色々教えてもらいながら、そしてぐぅちゃんと対話しながら、育児をさせてもらっている。
「育児上手」ってどんなだろう。
なんて、今さっき母になったばかりの私がこんなことを考えることこそ大それているかもしれない。なので薄っぺらい自論をここに書く気はないが、やっぱり考えてしまう。
とにかく今は、1秒でも多くこの子と一緒にいて、望んでいることや嫌なことを、ちょっとずつわかってあげたいと思うのだ。
赤ちゃんが泣いている理由。
もうすぐ、ぐぅちゃんが産まれてから3ヶ月が経とうとしているが、日々一緒に過ごす中で、新米母の私なりにも色々わかったことがある。
もともと私の浅〜い子育て知識の中には、「赤ちゃんは理由もなく泣き続ける」という認識があった。母やいろんな人にそう言われたし、今もそう思っている人は多いと思う。
ただ、私も母になって四六時中ぐぅちゃんと一緒にいることで、泣いているのには何かしらの「理由」があるということがわかった。
あくまでうちのぐぅちゃんの場合だが、他の赤ちゃんにも共通するところは多いと思うのでちょっと書いてみたい。大まかにいうと、以下の理由だ。
(1)お腹空いたあ
(2)眠たあい
(3)抱っこして…
(4)吐きたいよぉ
(5)びっくり!
他にも色々あることが前提だが、赤ちゃんが自らギャン泣きするときは大抵はこの5つに分類される。し、もっといえば(1)〜(4)がほとんどの原因だ。だから、このうちのどれかしらの対応をすれば赤ちゃんは機嫌を直して泣き止んでくれる。
「泣く」という一つの表現でも、タイミングや泣き方によって全然違うことを訴えているのがわかってきた。
そんなわけで、私の浅い経験を踏まえて一個ずつ見ていきたい。
(1)お腹空いたあ
言わずもがな、お腹が空いて泣いている。
一般的には3〜4時間おきくらいが多いが、前回の授乳から一定時間たっていなくても、うんちをしたあとなどは早めにギャン泣きをするので、その分早めにミルクをあげるといい、ということもわかった。
ちなみに、(1)〜(5)の中では一番激しく泣くし、授乳以外で泣き止ませる方法はない。
▶︎【解決法】授乳しかない。
ただ、現代の豆知識ってすごい。どんな時にもほぼ一発で泣き止ませられる効果音、「胎内音」なんてものがある。陣痛測定をした際に聞こえたあの音だが、SpotifyやYouTubeとかにたくさん出ている。お腹の中にいた時と同じ音が聞こえると、安心して泣き止むみたいで、寝かしつけにも良い。
他にも、乾燥機の音やドライヤーなど、「ゴォォーーー!」という大きな音が聞こえると泣き止んでくれることが多い。
胎内音(私はSpotifyのを使っているが。)
一つ、お気に入り登録やダウンロードしてすぐ再生できるようにしておくと、めちゃくちゃ便利。
ただ、私はトイレに行きたい時や宅急便がきた時など、ちょっと離れないといけない時だけにして、なるべく長時間は使わないようにしている。泣くのを我慢させられている姿を見ると、ちょっと胸が痛いのだ。。
(2)眠たあい
うちの子は眠たくて泣く、ということは少なかったのだが、2ヶ月過ぎたあたりからはっきりと泣くようになった。そしてどうやら、「遊びたい起きていたい」、という願望と「眠気」との狭間で戦っているとき、モヤモヤしてどうしていいかわからなくて泣くようだ(うちの場合は、だ)。
一瞬前までご機嫌でニコニコだったのに突然火がついたように泣き出すといった時、「あ、眠いのかな?」とわかるようになった。
わりと激しく繰り返し泣くが、抱っこしているとだんだんと眠気に負けて声が小さくなっていく。その様子も結構面白いし、なんせ可愛い。
▶︎【解決法】抱っこなどして落ち着かせるとすぐ寝る。少し泣き止ませてから「胎内音」を聴かせると、すっと寝入ってくれることがあるのでこちらも効果的。
(3)抱っこして…
普段から子守をしていると、これが特に多いと思う。
起きている時間が長い日は、1日に何度も何度も「抱っこして」と泣く。だいたいは、ミルクや昼寝も終わって満足して、元気な時間帯であるケースが多い。とにかく、じっと寝っ転がっているのは嫌なのだ。しかもうちの場合は、座ったままの抱っこでは足りない。「立って」そして「歩いて」ないと泣いてしまうことが多い。他の家庭でも、このケースは多いのではないだろうか。
▶︎【解決法】抱っこしてゆさゆさ。または家の中を散歩してみたり。ただ何時間も抱っこしていることほど体にくるものはないので、首が据わり始めたら抱っこ紐を日常的に使うのもいいかもしれない。
抱っこ以外にも、バウンサーに乗せて遊ぶのも効果的だし、YouTubeの「ふれあい遊び」で体を動かしてあげるのもすごく喜んでくれる。
ちなみに我が家で使っているのはbabybjorn(ベビービョルン)のバウンサー。たまたまお祝いにもらったものだが、すごく安定感があってぐぅちゃんもお気に入りだ。揺られたまま眠ってしまうことが多い。
色はダークパープル。
ふれあい遊び歌のレパートリーは少ないのだが、とりあえずこれ一つでたくさん遊べる。ぐぅちゃんのお気に入りは2曲目の「ぞうきんのうた」だ。「らららぞ〜うきん♩」のところで顔を撫でるとニッコニコに笑ってくれるのが可愛すぎて、永遠にリピートしている。笑
(4)吐きたいよぉ
意外だったのはこれだ。
夜中や朝方など、いきなり泣き出して何事かと思ったことは何回もある。理由がわからなかったので、一緒に寝て背中をトントンしたり、抱っこであやしていたが、それでも泣き止まなくて旦那と二人どうしたもんかと悩んでいた。実は吐きたかったのだと最近わかった。
寝ている時が多いが、泣く前にうーんうんと唸りながらくねくねして動く。しばらくすると激しく泣くので、最近はうーんうんとなったら「あ、気持ち悪いのかな?」とすぐに抱き起こして、膝の上で背中をさすったり叩いたりすると、盛大に吐く。笑
そのあとはすっきりして、すぐに寝てくれるのだ。ゲップをしたいだけの時もある。
▶︎【解決法】ゲップをさせる体制で背中をトントン。ただ盛大に吐くときがあるので、膝の上でタオルなどを用意しながらの方が良い。吐いた後は仰向けにしても平気なので、しばらく抱っこして安心感を与えてあげる。
ちなみに私がちょっと参考にしていたゲップの出し方。by パンパース
(5)びっくり!
こちらも言わずもがな。外的要因が何かしらある。うちのぐぅちゃんは大きな音がしても泣くことあまりないが、浅い眠りの時などは別だ。あとは、お風呂に入って温度差にびっくりしたり、赤ちゃんによくあるモロー反射で、自分の動きにびっくりして泣くことも。
▶︎【解決法】とにかく安心させるのが一番なので、抱っこしながら笑いかけ、「大丈夫だよ〜」と優しく声をかける。旦那にも、なるべく明るい声で話しかけてね、とお願いしている。
「モロー反射」なんて言葉、子どもを産むまで聞いたことなかった。英語じゃなさそうだし・・と思って語源を調べると、オーストリアの小児科医、エルンスト・モローさんによって発見されたことに由来しているらしい。
この条件反射からわかること(赤ちゃんの病気なども)は多いらしいので、念のため解説も。対処方法もたくさん載っている。
と、こんなところだろうか。
ちなみに、ネットで調べたりすると「オムツが気持ち悪くて泣く」というのもよく上がっているが、普段から定期的にオムツを替えていたらそれで泣く、ということはほとんど起きない。
授乳前後プラス1回ずつ、といった目安でオムツを変えれば、これが原因で泣くということは解消できると思う。ので、特に例には入れていない。
もちろん他にも、赤ちゃんがなく理由はたくさんある。
少し離れた時に寂しくなって泣いたり、寝起きにとりあえず泣いたりと、様々な現象があるが、主に上記の5つに分類されると思う。
(あくまでうちのぐぅちゃんの場合は、だ。)
こんな風に、赤ちゃんの「泣く」という一つの表現だけとっても、本当にいろんな理由があるし、言葉がなくてもまるで対話しているかのように様々なことを教えてくれる。
「育児の上手」というのがどんなものかは、きっと私にはまだ分からない。が、まずはぐぅちゃんが不満・不快に思うものを取り除いて、常に安心させてあげられる母親になりたい。
そして何よりも、全ての瞬間を楽しみながら一緒に過ごしたいと、心から思う。