ターリ シャーロット (著), 上原 直子 (翻訳)『事実はなぜ人の意見を変えられないのか-説得力と影響力の科学』白楊社、2019読みました。面白かったです。
最近でも話題だったワクチンを打つかどうかみたいな話でもそうであったように、ワクチンの有効性にしても害毒にしても、事実は人の意見を変えない。
これはなぜなのか、というお題を切り口に、行動経済学や社会心理学の知見が示されるわけだけど、端的には、人間の頭がそういう風に作られてないからだ。
むしろ、下手にデータを与えることのリスクさえ指摘される。