「ザ・バットマン」を見て20代の時の自分と、翻ってすっかり老いた自分を連想したよという話。
「ザ・バットマン」見ました。面白かったです。
どうしても記憶に新しいノーラン版バットマンと比べられるわけだけど、そことは違うバットマン像を作るぞという意気を感じる。
Wikipediaによると、本作のブルースウェインは30歳。20代を終えたばかりのまだ若い、未熟な青年として設定されているという。
ノーラン版バットマンにおけるクリスチャンベール演じるブルースは、チベットの山奥で忍者修行をして人格形成されてきた。だからなんかもうミッションインポッシブルのトムクルーズみたいなやり手感があった。
が、本作のブルースにはそういうエピソードはどうもないらしくて、GQのインタビューでも、ロバートパティンソンが「両親の死を乗り越えてゴッサムを救うという話はすでにあった。だから今回はバットマンをはじめて2年経っているのに、何も乗り越えていないという話にした」と答えていて、その部分の人格形成自体が主題となることは示唆されている。
で、自分の中に芽生えたのは、意外な感想で。それは「自分の若い時を思い出す」である。
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