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他人には「自分の機嫌は自分でとってほしい」けど、「俺の機嫌は他人にとってほしい」人の話。

 よく「自分の機嫌は他人にとってもらうんでなく、自分で取るのが良い」というじゃないですか。その話は、その通りだと僕も思うんですけど、じゃあ自分で自分の機嫌をとるためにはどうしたらいいのか。おもうに、何事も資源の投入なしにはなし得ないとするならば、自分の機嫌を取るという結果を得るのにも、資源の投入が必要であり、そこで投入される資源とは、「他人から引きこもって自分をケアするための時間と空間」なんよな。

 思うに、その時空の利用を他人が許さない場合に、人は報復措置として、他人に機嫌のケアをさせようとするんじゃなかろうか。そのあたりの話は以前も書いた。

 例えば受験ストレスから機嫌が悪くなり、その結果、クラスメートをいじめちゃう子、ってのがいるとしますやん。で、その子にも、「自分の機嫌は、他人をいじめて回復するんではなく、自分で回復してくださいね」ということになると思うんですよ。とすると、その子に必要なのは、「学校というパブリックな時空」から撤退して「自分をケアするプライベートな時空」に引きこもるということになるよな。

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