「人間、やってて楽なことしか続かない」という話
よく「人間、やってて楽なことしか続かない」という。
これが真理であるならば、「やりたいことをやりましょう」という場合、ここでいう「やりたいこと」には「楽じゃないこと」も含まれてしまい、結果続かない。すると「やりたいことをやっているはずなのになぜ続かないんだ、自分は怠け者だ」とか「これは本当にやりたいことではなかったのか、じゃあ自分のやりたいことってなんなんだ?」などとうっかり迷路に迷い込んでしまいがちだ。
人生は、「疲労」と「回復」の行ったり来たりを繰り返す営みだ。
楽じゃないことは、疲労のスピードが早いことなので、短時間ならさておき、長時間やってしまうと、回復が追いつかず、ときに不可逆なダメージに至る。いわゆる「折れる」というやつである。
なので、疲労の激しい行為は長期間続かないのだ。
それに対して、あまり疲労しないことは続きやすい。そういうのを「楽」という。
さらに、それをすることで回復する営みというものもある。睡眠とか入浴とか、人それぞれ色々あるだろう。
「いかに楽できるか」という選択の判断基準はもっと重視されて良いと思う。
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