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「1ヶ月書くチャレンジ」を終えて

いしかわゆきさんの『書く習慣』で提案されている「1ヶ月書くチャレンジ」を始めてから、今日で30日。

いよいよ最終日です。

この記事では、この1ヶ月を振り返るとともに、これからの抱負を語ります。


「1ヶ月書くチャレンジ」に挑戦しようと思った理由

・メンタルを強化したかったから

ここのところ、1年以上私の記事にはすべて誰かがコメントしてくださっていました。私は、少しでも「人の心を動かせる文章」を書きたいと思っているので、コメントをいただくと、とても安心します。

コメントしていただくことは嬉しいのですが、その反面、
反応がある記事=いい記事
という公式が自分の中に生まれてきて、反応がもらえないと不安になってしまっていました。

毎日書いていたら、反応が少ない日やコメントがもらえない日も出てくるだろうなと予想しつつ、それでも自分は書き続けられるのか試してみたかったのです。

・時間管理・体調管理をしたかったから

普段は、好きなだけ時間をかけて、自分の文章に満足できてから投稿しています。ただし、今後仕事として文章を書きたいと思っている私は、時間的な制約があってもクオリティーを保ちながら書く必要があると思いました。

書くことを仕事にしたいと口で言うだけでなく、それを本気でしたいと思っているのか自分に問いかけつつ、自身の本気を示せたらいいなと思っていました。

・どんなお題に対しても書けるようになりたかったから

いしかわゆきさんの『書く習慣』で示されたお題は、面白そうなお題ではあるものの、私にとっては書きやすいものではありませんでした。

私は、「1番」を決めるのが苦手です。物事に順位をつけるというのが好きじゃない。なのに、このチャレンジには8回も「1番の~」とつくお題があるのです。

でも、お題を選り好みしていたら、書くを仕事にするチャンスが減ってしまうかもしれません。苦手なお題にもアプローチしてみようと思いました。

チャレンジの成果

・メンタル強化 〇

反応がまったく気にならないわけではないけれど、反応が少なくても、書きたいという気持ちを持ち続けられました。むしろ、反応が少ないのはどうしてだろう?と考えて、工夫していくことを楽しんでいました。

・時間・体調管理 △

このチャレンジを始める際、17時頃の投稿を目指すと言っていましたが、17時頃投稿できた日はほとんどありません。17時と言っておくことで、自分へのプレッシャーにして、24時までに書き上げられるだろうという打算もあったのですが、毎日読みに来てくださる方々に対して不誠実だったと反省しています。

そして、この1ヶ月の間に、チャレンジのお題を更新できなかった日が1日ありました。その日は書いていた記事の収拾がつかなくなったので、結局、その記事はお蔵入りして、新しい文章を次の日に投稿しました。

でも、継続は1日も休まないことではなく、休んだあとに続けようと思えることだと私は思っているので、休んでもチャレンジは止めませんでした。

・お題へのアプローチ 〇

かなり書きにくいお題が多く、もうお題を無視して好きなことを書こうかなとも思ったりもしましたが、なんとかお題と向き合い続けられました。

どの日も1,000字以上書くことができました。
つい文章が冗長になりがちで、毎日読むのはなかなか大変な量だったかもしれません。
自分が書きたい気持ちだけではなく、読み手のことももっと配慮すべきだったなと思います。といいつつ、今日も長文なのですが…


毎日投稿のメリット

・無理にでも書こうとすることで、書ける文章がある

私は、このチャレンジをしていて、満足に書けたと思う記事が30記事中12記事ありました。

というと、残り18記事は無駄にも思えてしまうのですが、どの記事も読んでくださる方がいましたし、自分としては満足がいかなくても、反応のよかった記事もあります。

それに、最初から、いい記事を12本書こうとしても、書けなかったと思います。30本書いたからこそ、満足のいく12本の記事が生まれました。

ちなみに、どれが満足のいく記事なのかは秘密です。どの記事なのか予想してみてください。


・毎日投稿することで、出会える人がいる

毎日更新を始めたことで、出会えた人たちがいます。

このチャレンジを始めてから、フォローしてくださった方、コメントしてくださった方、サポートしてくださった方、ツイッターで感想をくださった方がいました。

同じようなチャレンジをしている方と知り合えたり、チャレンジをしているからこそ応援してもらえたり。

毎日投稿によって人の目に触れる機会が増えた成果だと思います。


毎日更新のデメリット

・記事のクオリティーを保てない

これは、私の力不足による言い訳です。
毎日書いていると、誤字・脱字が多くなりました。そして、いつもだったら、もっと粘って、フレーズを絞り出せるのですが、最後のひと踏ん張りができなくなりました。

そして、大学のレポートや論文を書くときに、何日もかけて文章を推敲しないと気持ち悪いという感覚がしみついているので、私が1日で完成させる文章からは不完全という印象が拭えませんでした。

・読まれない(背景化する)

これも言い訳ですね。読まれないのには、私自身の文章に問題があるのであって、工夫次第で毎日投稿でも読んでもらうことはできると思います。

ただ、毎日投稿していると、新鮮味を保ち続けるのは至難の業。

そして、どんなにいい文章でも、毎日読むのはなかなか大変。

特に、私の文章は、長くなりがち、話題も重くなりがちなので、毎日読んでもらう文章にはあまり向いていないかもしれません。

・思考にモヤがかかる

毎日投稿していると、思考が研ぎ澄まされるようになるのかなと予想していたのですが、むしろ逆でした。

常に何を書くか考えているので、頭が疲れてしまって、判断力が鈍る感じがします。これも、私の個人的な感想なので、全員にあてはまることではないと思いますが。いつも文章を書き終わると、思考がクリアになっていく感覚があるのですが、この1ヶ月はその感覚があまり得られませんでした。


書くを仕事にするというのは、こうした課題と向き合うことなのかもしれませんね。
毎日投稿のメリットも大きいと感じましたが、私の場合は、空白の時間がもう少しほしいなというのが、正直な感想です。


1ヶ月書き続けることで見えてきた私の強み

・本の紹介・お子さん向けの記事

私が予想したよりも反響があったのが、この記事でした。

自分が子供の頃に読んでいた本を集めた記事です。
私は本を読むのが好きですし、読者さんも本好きの方々が多いので、もっと本の紹介は書いてもいいかも、と思いました。
そして、私のnoteの読者さんたちは、子育て中の方々も多いので、お子さんも一緒に楽しめるようなコンテンツをつくっていきたいなと思います。

・思考を書いたものよりも、出来事ベース

エッセイを書くときに、自分の意見をベースにして書くよりも、出来事を叙述していく方が私は筆が乗るし、そんなふうに筆が乗った記事はスキの数も多いです。

自分の考えを整理したり、意見を述べる記事を書くことを止めるわけではありませんが、私の場合は、中心となる出来事がある記事のほうが書きやすいし、面白く書けると思いました。

・書きにくいことを書くこと

多くの人が思っていても、なかなか書きにくいこと。普段は見逃してしまうような些細なことだったり、デリケートな話題だったり。でも、そういうことは、大切なことである場合も多い。それを書けるというのは私の強みかもしれないと思いました。

デリケートな話題を扱うことは、炎上する危険性も孕んでいますが、丁寧に掬い上げることで、自分の強みにもできるかもしれません。私が以前コンテストで入賞した記事もそういう記事でした。自分の強みを活かしていけたらいいなと思います。


今後のnoteの方針

・毎日投稿はつづけないが、毎日書き続ける

毎日連続で投稿するのは、今日で最後です。

メリット・デメリットのところでも述べたように、私には毎日投稿という頻度は合っていないと感じます。ただ、毎日書くことはやめずにいたいと思います。毎日書き続けながら、自分の満足いくものが仕上げられたときに投稿していきます。

投稿頻度は今後も調整しつつ変えていく可能性もありますが、週に1本以上は投稿しつづけたいです。

・有料記事に挑戦したい

以前noteでサークルを運営していたときに、特典として有料記事を発行していたのですが、また新たな気持ちで有料記事に挑戦したいと思います。

サークルの特典の場合は、必ず読んでくれる人(=サークル・メンバー)がいました。単に有料記事として発行する場合は、読者が0人になってしまう可能性もあります。

それでも、「本気で書くこと」を自身に課すとともに、「書くを仕事にする」を実現していきたい、と思うのです。

今のところ、有料記事の柱にしていこうと考えているのはこの2つ。

①オンライン美術展
以前書いた「個」展のような展覧会を、また開催したいです。今度は、お子さんも一緒に楽しめるような展覧会もつくりたいと思っています。

②不定期マガジン
「マガジン」と名を打ちつつ、1本の記事として投稿しようと思っています。でも、中身は雑誌のように、いろんな話題を扱います。

このマガジンでは、こんな内容を扱うつもりです。
・おすすめの本の紹介
・おすすめの音楽、映画の紹介
・暮らしのアイディア(家事の工夫や、遊びの提案)
・レシピ(日々のごはんや、お弁当日記)
・4コマ漫画・ももぺこ
・エッセイ(旅の話、美術の話など)
・文章を書くヒント

・9月は「1ヶ月描くチャレンジ」

書くことを継続させながら、9月は描くことにも挑戦したいと思います。

以前の記事で、9月は、1日1枚の絵を描くと言いましたが、少し変更します。

1日1枚デッサン
9月中に4枚の絵を制作  

9月は、これを目標にしたいと思います。
デッサンで絵を描く基礎力をつけながら、同時に商品として出せるような絵を制作していきたいです。

1ヶ月描くチャレンジは、主にツイッターで更新していきますので、興味を持たれた方は覗きに来てください。


1ヶ月書くチャレンジをしてみようか迷っている方へ


私は、毎日投稿のメリット・デメリットを書きましたが、デメリットがあるからといって、このチャレンジをやめようとは思わないでください。

こうしたメリット・デメリットもやってみたからこそわかることです。そして、メリット・デメリットは私個人の見解なので、誰にでもあてはまるものではありません。

やってみなければ、わからなかったこと、得られなかったことがたくさんあります。

それでも、まだやってみるか迷うなぁという人におすすめの動画です。

超有名なTEDなので知っている方も多いと思います。
この動画は、2分40秒で見られます。英語で話していますが、日本語字幕つきです。見て損はしません。
見たあとに、明るい気持ちになれる大好きな動画です。

それから、いしかわゆきさんの『書く習慣』には、楽しく書きつづけるヒントが満載です。
1ヶ月書くチャレンジには興味がないなという方も、noteで文章を書いている人なら、きっとこの本に書く元気や勇気をもらえると思います。



さて、ここまで読んでくださった方々、本当にありがとうございます!

私が1ヶ月書き続けられたのも、応援してくださる方々がいたからこそです。

1ヶ月書くチャレンジを応援してくださった方々
いつも私のことを応援し続けてくださっているみなさま

本当にありがとうございます!

私は、このチャレンジが終わっても、書きつづけます。

どうぞこれからもよろしくお願いします!