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2023/11/28

ひとと会話をするとき、そのひとの内包する知らない一面と対峙するとき、興醒めしてしまうときがある。一部分をみただけで相手を知り尽くした気になるのはお門違いだけれど、じぶんのなかの相手と相手そのものとのギャップに気づいてしまう瞬間。べつになにかを期待しているわけではないけど、あ、このひとはあのひとにはその面で評価されて、あたしにはこの面で好かれたいのかと透けて見えた瞬間、どんなに言葉のキャッチボールを続けたとしても、今後表面的な関係でとどまり続けるのだろうなと確信してしまいかなしくなる。あたしも知らず知らずのうちに〝そっち〟側になっている可能性は多分にある。解決しようもないのに考えあぐねてもしょうがない。ナイーブ。すべて寝不足のせいにしてしまえ。おばあちゃんがにぎらせてくれるような出自のわからない甘すぎるお菓子が食べたい。ふと、赤とか緑とかのジュレみたいなのが真ん中にちょこんと鎮座しているクッキーを思い出した。しらべてみるとあの赤とか緑とかのソレはドレンチェリーというらしい。ドレンチェリー。きいたことないわ。

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