新カリキュラムを導入し、学力を下げた大学の話
こんにちは
中堅大学に通う理系4年生ののんちゃんです!
今回は、新カリキュラムを導入したら、学力を下げてしまった大学のお話です!
まず、そんな馬鹿なことあるわけないじゃん!
そんなことになったら話題にでもなっているでしょ!と思われたかもしれません
確かに、上位の大学であればニュースや話題にでもなるかもしれませんが、私は中堅大学です。ニュースにもなりませんし、話題にもなりません、注目すらされない、すなわちnoteに書けるというわけです。
なんなら、見かけ上の成績は上昇しているので外部からはわかりようもないのです!!
「ん?どういうこと??」
じゃあどうして学力が下がったと言えるのか…
簡単です!
実際に授業を受け持っている教授とTAに聞きました!!
(愚痴られました)
私には仲のいい大学教授が2名いて、その両名とも同じことを言っているのです。
「学力が下がっている、もう(私たちの代と)同じようなことはできない」
「演習がとにかくやばくて…頭を抱えている」
また、研究室先輩のTAも
「演習なのに付きっきりで教えている…ほとんど授業だね」
と言っていました。
どうしてこのようになってしまったのか、それは大学が導入した新カリキュラムに原因がありました。
どんなカリキュラムを導入したのか、それは、
授業を1年ずらし、それまでの必修授業を一部選択制にした。
どういうことかというと、
例えば、3年生が受けている授業を2年生の人たちも受けることができ、今まで1、2年生で必ず受講しなければならなかった授業を受けなくて良くなったということです。
要は早いうちから興味のある専門的なことを学ばせて、専門性、学力、自立性うんぬんをあげようと考えたみたいです(学部パンフから)。
結果何が起こったかというと…
演習が潰れました
笑えません…
どうやら、下学年の人も受けやすいようにシラバスを変更したりもしていたそうで、(私たちからすると)少し簡単になっていたようです。
まぁ、そんなこと関係なしに専門的な科目は魅力的に見えるんでしょうね…
すごい人気で人が集まるも、基礎?何それ??の状態でした。
潰れるの当たり前ですよね…
私は「これ、大丈夫か」と思っていましたが、
先ほども述べたように見かけ上の成績は上がっているのです。
おかしいですよね…
授業の難易度を下げたことにも原因があるとは思うんですけど、それでも専門的な分野で、授業は簡単と言えるものではありませんでした。
なので1番の原因は、オンライン授業による杜撰な評価体制だと思うんです。
普通、普通ですよ、オンラインでテストをするならカンニング対策をするか、カンニングされても難しい問題を作るか、思考を問うような問題を作りすよね!
私の大学ではそんな対策はほとんどありません!!
私もオンライン授業を受けていたんですが、受講した授業ほぼ90点以上でした…(もちろん、カンニングなしですよ)
この新カリキュラムを受けている学年は、1、2年の間オンライン授業だったんです。
そりゃ成績も上がるわけで、2年、3年で成績がかなり下がっても例年より成績が高くなるっていうマジックです。
実際、私たちの代より5~10点ほど高かったです。
そんな授業を受けているので、
たとえ基礎的な授業が高得点だったとしても、そこに技術、知識は伴っていません。
そして、見かけ上は成績の上がった学生たちは、技術、知識を身につけることができないまま演習を受講し、どうしたらいいか、どうしてそうなるのかがわからなくなってしまいました…
最後に
私も思うことが無かったわけではありませんが、それでも、早いうちから専門的に学ぶことには賛成でした。
しかし、
オンライン授業をまともにできなかった講師のせいか…
基礎的な授業をまともに受けなかった学生のせいか…
授業の難易度を下げた大学のせいか…
何が原因かは定かではありませんが、結果的に新カリキュラムは学部全体の学力を下げてしまいました。
成績は向上しているにもかかわらず、その内情は悲惨なもので、その負担と皺寄せは一体どこへいくのか…
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