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【イタリア・スイスの旅:9日目】グリンデルワルトからロープウェイでフィルストへ

【9日目 8月5日(月)】
8:00  ツェルマット発
11:30 グリンデルワルト着
13:00 ランチ
14:30 ロープウェイでフィルストへ
17:00 グリンデルワルトに下山
19:00 ディナー@Eiger Lodge
 
ツェルマットから電車と臨時バスを乗り継いでヴィスプへ、さらにインターラーケン・オストで電車を乗り換えてグリンデルワルトに移動する。「湖の間」を意味するインターラーケンの街は、名前のとおりトゥーン湖とブリエンツ湖の間にあり、車窓から美しい湖を見ることができた。

車窓いっぱいに広がるエメラルドグリーンの湖

当初はグリンデルワルト駅を目指していたが、直前にグリンデルワルト・ターミナル駅の方が宿に近いことに気づいて慌てて電車を飛び降りた。アイガーエクスプレスの発着駅であるターミナル駅とクライネシャイデックに向かう登山鉄道の駅であるグリンデルワルト・グルント駅は目と鼻の先。グリンデルワルト駅はそれら2つの駅から徒歩で20分くらいの距離にある。今回はターミナル駅のすぐ近くのロッジに宿を取った。
ロッジに荷物を置き、ターミナル駅前からバスでフィルスト行きのロープウェイ駅へ向かう。
<MEMO>バスは宿泊者なら無料で乗ることができてありがたいが、本数が少ない上に終バスが18時台と早いので要注意。(そして、本数が少ないから結構混む。)

ゴンドラに乗り込む前にレストランで腹ごしらえをする。気持ちのいい陽気につられてテラス席にしたら、食べ物を狙うミツバチがブンブン飛んでいて落ち着かなかった。ここに限らず、スイスでは食事中にミツバチがよくやってきたのが少々厄介だった。
 
ロープウェイで終点のフィルスト展望台までは30分ほど。ゴンドラ内で音声案内が流れてきたが、中国語と韓国語はあったが日本語はなかった。やはり日本人観光客は少ないのだろうか。
途中駅でゴンドラの外側にゴーカートが取り付けられた。山頂から下りてきたゴーカートは、こうしてゴンドラに取り付けられてまた山頂まで運ばれるのだ。ロボットがその取り付け作業をするさまがSF映画のようで面白かった。フィルストには三輪車以外にもさまざまなアトラクションがある。最大時速84キロにもなるというターザンロープの本格版みたいなものやうつ伏せになって鳥のような格好で滑空するハングライダーのようなものもあり、大人気だった。これらのアトラクションはこの時点で当日分はすべて完売だったので、やりたいなら予約すべし。
 
フィルストは目の前に草原が広がり、その奥に4000メートル級の山々がそびえ立つという超絶景だ。牛さんがたくさんいて、首に付けたカウベルをカランカランと響かせながら草を食べている。切り立った崖の上に設置された遊歩道フィルスト・クリフウォークからの景色は絶景だが、金網製の歩道のため下が見えるので高所恐怖症には怖すぎた。

高所恐怖症には怖すぎるクリフウォーク

フィルストからバッハアルプゼーに向かうハイキングルートが人気なのだが、この時点で15時近くになっていて大人の脚で片道1時間は子連れには難しいので断念した。
これは旅行から帰った後で知ったことだが、フィルストは数年前に大流行した韓国ドラマ「愛の不時着」のロケ地になっていたらしい。わたしも次女が生まれたばかりの頃に育児の合間に夢中になって観ていたドラマだ。旅行の前にドラマを見返して、ドラマのシーンを思い返しながらロケ地巡りをしたら楽しかっただろうなぁ。

目の前にアイガーを望む

フィルスト山頂付近でのんびり過ごし、17時頃に下山。お店の多いグリンデルワルト駅周辺で食事をしたかったが、終バスが早かったので宿のレストランで食事をすることにした。
我が家はいつもスーツケースを持たずに荷物を最小限にして宿で洗濯をするのだが、スイスのエアビーは洗濯機がないところが多く、洗濯機がある宿泊施設はスイス4カ所のうち今回のロッジのみ。2台しかない洗濯機を確保できるか心配だったが、何とか夕食前に洗濯機を確保することができた。食事の途中で乾燥機へ移し、食事が終わる頃に感想も終了。事がスムーズに進んで気分がいい。大して期待せずに頼んだタイカレーも美味しかったし、バーの可愛い店員さんやその店員さんに気がありそうな常連風のお兄さんもノリがよくて楽しかった。

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