灰色の日々だとしても
煙草の煙を吐き出した
吐き出された魂で
天に登るかの如くは
辿る煙のその先で
今にも同化しそうな
灰色の雲は止まっていて
そうだね
相変わらず
今日も景色は変わらない
神さま
どうか
お願いします
神さま
どうか
この日々だけは守りたいのです
いくらそう願っても
そんな思いすら無常にも
壊されて
壊されて
踏み潰されて
踏み倒されて
奪われて
奪われて
もう少し
だから
何処にも行かないで
あの日の言葉を思い出して
大丈夫やし
僕は
何処にも行かないから
そう誓った大切なその日々も
そう願った忘れたくない思いすら
気が付けば
傷ついて傷つけて
抉って
抉られて
投げ出して
投げ出されて
忘れ去って
忘れ去られて
いつも灰色に風化して
神さま
どうか
お願いします
神さま
どうか
この思いだけは守りたいのです
いくらそう願っても
そんな思いすらも無常にも
いつだって
壊されて
壊されて
踏み潰されて
踏み倒されて
奪われて
奪われた
そうだね
相変わらず無情にも
花鳥風月は優しいから
気が付けば
煙が登るその先の
止まっている雲の様すら
耐えず形を変えていた
目に見えずとも
全てはただ流れていて
強いて言えば
最悪で成り立つその日々に
今はただ
いつか光が刺す様に
だから僕は
雲の隙間に光刺す
その美しさが見たいんだ
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