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マレー鉄道の路線と列車、更にきっぷの買い方まで(オンライン購入が便利)

マレー鉄道の路線網

旅客輸送している線区は、5線区あります。

一番主要な線区が、ペナン島への入口 バターワースからKLセントラル、グマス、JBセントラルを通って、シンガポールのウッドランズに至る西海岸線。
次いで、タイとの国境の町 パダンベサールからバターワースから12km離れたところにあるブキッ・ムルタジャム駅で西海岸線に合流するケダ線。
その次に、東海岸の港町 ツゥンパからグマスに至り、そこから西海岸線に合流する東海岸線。
この3線区が読者の皆さんが連想するマレー鉄道と思われます。

それとは別に、バトゥ・ケーブス支線、ポート・クラン支線と言ったクアラルンプール近郊では日本の近郊電車そっくりの電車が走っています。

列車種別と設備

ETS

エレクトリックトレインサービスの略で、いわゆる電車特急です。
交流複線電化で狭軌で最高速度140km/hで走行するので、日本の北陸本線特急のようなものと解釈すればいいです。但し本数は(それより)少なく、車内設備も日本で言うモノクラス(全普通車)ですが。

運転区間は、西海岸線のバターワース〜グマス間とケダ線全線。
列車種別は、プラチナ、ゴールド、シルバーと3つあります(車内設備は同一で、所要時間も大きく変わらないので、プラチナが乗り損になります)。

インターシティ

2010年に複線電化の伸長によって、ETSがデビューするまではマレー鉄道の主力でした。ディーゼル機関車牽引の客車列車で、古の日本の中長距離急行の味わいがします。車内設備は以前は多様だったのですが、現在はモノクラス(タイ国鉄で言うと、エアコン2等座席車、エアコン2等寝台車相当)となっています。

運転区間は、西海岸線のタンピン〜グマス〜JBセントラル間と東海岸線全線。
西海岸線の列車は深夜時間帯にかかる列車もあるが、全列車座席車のみ。
東海岸線のツゥンパとJBセントラルを結ぶ列車に限り、寝台車も連結(座席車もあり)。

シャトル

東海岸線にも設定あるのですが、こちらではJBセントラル〜ウッドランド間の列車のみ説明します。

文字通りの国境シャトルで、国境を5分かけて走ります。
運賃はマレーシア発が5リンギット、シンガポール発が5シンガポールドルで、マレーシア発は世界的に最安値に近い国際列車です(最安値はタイ国鉄のノンカイ〜タナレーンの20バーツと思われます)。
座席指定制で、日本で言う通勤ライナー的な使われ方をされているので、要予約です。

コミューター

クアラルンプール近郊とバターワース近郊で走っている、いわゆる近郊電車です。
クアラルンプール近郊に関しては、日本やタイのBTSなど同様にICカード乗車が一般的です。
バターワース近郊では自動改札が普及していないので、窓口できっぷを購入してください。
ツーリスト的に一番使う路線は、パダンべザール〜バターワース間になります。

と言うことで、タイ国鉄と比べると簡単でしょ?

マレー鉄道の予約方法

自社サイト(KTMB)からの予約

12月26日から29日までこんな状態が続いていました(現在は復旧)

タイ国鉄の垢抜けないユーザーインターフェイスと違って、かなり洗練されているんですが(スマホにも対応している)、大した本数でもないのに、早朝、朝、昼、夜で時間帯選択をしないといけないのが、いただけないです。

動きがもっさりしすぎなことを除けば、タイ国鉄のサイトよりは洗練されているのですんなり行けると思います。管理費等は取られないので、こちらで買った方が100円くらい安くなります。

代理店サイト(easybook)からの予約

実はタイ国鉄の列車も一部取れるみたいです(不安点があるので、タイ国鉄では取り上げなかったのですが)。マレー鉄道に関しては正規代理店(ホストコンピュータが繋がっている)なので、安心して買えます。

必要事項を入力すれば(鬱陶しい時間帯指定もないです)、買えますね。
管理費(旅行保険代)を取られますが、明記されているからアリですね。

タイ国鉄サイトの垢抜けないUIと違って、詳しい説明はいらないと思います。販売開始日は乗車の32日前からのようです(そんなに慌てて買う必要はないです)。

それにしても・・・KTMBのサーバーエラーのせいでこの記事書くのに5日もかかると思わなんだ。これ #熟成下書き  ノミネート作品にしてええよな(^^)

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