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メモ用詩『ロボとブランカ』

月夜

カランポーの
平原に
愛する者を
想い
哭泣する
平原を
狂い走る
ひたすらに
彼女のあとを
追いかけ

毛並み
香り
思い出し
遠吠えする
応えてくれと
叫んでいる
白い毛並み
美しき
王の伴侶は
月光の
橋を渡り
王はあとを追わんと
死に身を委ね
狼の王として
深き眠りにつく