見出し画像

メモ用詩『怪異』

『怪異』
骸となりし
わが身体
日に日に
腐りゆく様
眺め
痩せたる
禽獣
死肉を喰らい
蛆にたかられ
しだいに
露わになる骨
雨風に洗われ
照る太陽の下
腐敗繰り返し
腐肉は土に還り
骨は砕かれ
しゃれこうべのみ
いまは野ねずみの巣
ときにカタカタ鳴り
旅人を驚かすことあり
滑稽である