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メモ用詩『森の住人』

生き抜くために
私は糧を喰らう
この日
この時を
生き抜くために
この森の中で
私は屍肉を啄む
冷たくなった肉に
鋭い嘴を突きたて
肉を剥ぎ取っていく
明日喰えるかわからない
だからいま喰らうのだ
目玉を喰らうのは
糧を与えてくれた
屍に永久の眠りを
与えるため
魂を天に帰すため