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メモ用詩『ポオへ捧ぐ』

大鴉が
風を切って
黒き矢のごとく
飛んでゆく
どこへと問えば
二度はない
あの方向は
あの人の命日を
忘れていたよ
4日も過ぎてしまった
肩に乗る
片目の黒猫
唸るように鳴く
君も行くかい
丁度いい
馬車だ
やあピム
君が御者かい
ありがたいね
さあ行こうか
ボルチモアの
あの墓地へ