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メモ用詩『空たかく』

ふるさと遠く
空の下
同じ空でも
今見ている空は
どこか違う
智恵子抄を
思い出し
帰省してきたばかりの
ふるさとを想う
言葉が出てこず
戸惑いながら
この空の下
わたしがわたしで
いられるのかと
わたしがわたしで
いられるところ
ふるさと以外に
どこにあろう
もうすぐ冬が来る