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メモ用詩『大神』

山の頂に
私の心を乗せ
遠吠えをする
朗々とした
響きに
冷たい月が
その明るさで
応えた
四肢にみなぎる力
耳をそばだて
澄み切った空気を吸う
駆ける
岩から岩へ
飛び移り
私の心臓が
躍動する
息が白い
もうすぐ
冬が来る
風が告げている
遠吠えがした
私を呼んでいる
大地を蹴った