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メモ用詩『労働の音』

秋空
労働の音
ひっきりなしに
走る車に
嫌気が差す
駅に向かう
人々は
黙々と歩き
職場へ
臆病者
卑怯者
給料泥棒
誰かが言った
何度も聞こえてくる
なんのことはない
私が言っているだから
私は私を罵り
家族のため息は
ゆっくりと首を絞める
そうだお願いだ
このまま
縊り殺してくれ