見出し画像

メモ用詩『芽吹くまで』

悲鳴のような
耳を突きやぶる…音
心柱は
砕け散った
崩壊の兆し
手の施しようなく
朽ち果てるのを
見続けた
恐怖が
脚をすくませ
怒りが
その場から
動けなくした
柱の残骸ふりしとき
下敷となり
大地に叩きつけられた
死の訪れを感じ
深い眠りについた
残骸が苔生し
芽吹くまで