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メモ用詩『ボルチモア』

ワタリガラス
僕の肩に
微かな声で
歌います
二度はない
二度はない
僕はあの人じゃないよ
答えたけれど
二度はない
二度はない
ワタリガラスは
歌います
彷徨い
たどり着いた
墓地
一人の男
ワタリガラス
ひと鳴きすると
飛び立ち
彼の隣
はじめまして
エドガー・アラン・ポオ