表紙、出来ました!
医療記者の私がイタリアンで接客のアルバイトをした日々を綴ったエッセイ集『今日もレストランの灯りに』(イースト・プレス)のカバー写真が公開されました!
私は自分らしき人物が可愛らしく描かれたこのイラストがとてもお気に入りで、見るたびにニヤニヤしてしまいます。
背景には常連の林さんがワイングラスを掲げ、そのすぐそばでコイズミ君が接客をしています。若き常連の小久保さんがバイオリンを演奏する様子も描かれています。
ハンチング帽でフライパンの中のパスタを調理しているのはもちろんシェフ。「俺はもっとカッコいいぞ」とブツブツ言いながら、実は気に入っているようです。ことあるごとにお客さんに出版予定を伝え、店で出版記念イベントを開くという思いつきにも、前向きに反応してくれています。
みんなが愛情を持って作ってくれた本
イラストレーターのオカヤイヅミさんが素敵なイラストを描いてくれました。うちの店の温かい、いつもの光景です。みんなが集まってくる街の灯りのような居場所、という私の想いをしっかりと表現してくださいました。
写真家の山本マオさんは料理の写真を美しく撮ってくれました。調理中のシェフのキリッとした姿、私と喋りながらおどけている姿の写真も巻末のシェフインタビューに入れ込みました。読者の方がよりうちの店をリアルにイメージできるのではないかと思います。
デザイナーのchicholsさんがちょっと懐かしいような色合いから、文字のおしゃれな雰囲気、レストランのメニューのような中身のデザインなど、丁寧な優しいブックデザインをしてくださいました。
体調を崩しながらも、ギリギリまでこの本を良いものにしようと全力を注いでくれた編集の林志保さんのおかげで、みんなが愛情を持ってこの本作りに関わってくださったと感謝しています。プロの仕事をしてくださり、これ以上ないほどの仕上がりになりました。自信を持って読者の皆さんに渡せる本になったと感謝でいっぱいです。
当初の予定より少し遅れて、全国の書店に並ぶのは8月29日になりそうです。どうぞ皆様、手に取ってこの店の温かさに触れてください。もうすぐ開店です。
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