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それでも、あきらめないで

オンライン研修

本日は寝屋川市の中学校に対して上越教育大学附属中学校の大崎先生と一緒にオンライン研修をしました。このオンライン研修は年度内に3回予定していて今日がその1回目でした。研修時間は1時間と短時間でしたが大崎先生から講演していただいて実践知を共有したり、mentimeterを使って双方向に考えを表現したり、padletを使って今後授業でチャレンジしたいことを書いて、相互評価したり、近くの人と話し合ったりと有意義な時間だったのではないかと思います。

皆さんの意見の中でアプリが全然使えないからiPadの活用ができないとの声がありました。
寝屋川市は驚くことにiPadにアップル純正アプリをインストールしていません。
Keynoteで自分の考えをイメージ化して表現したり、アニメーションをつけてイメージを動画として動かしたり、クリップスで写真をつなげて動画を作ったりみたいなことができないです。結果として使えるのはロイロノートだけなので表現方法が限られている状態になっています。

iPadの価値とは?

全国の公立小中学校で1人1台のタブレットが導入されていますが、Chromebook、iPad、windowsと導入している端末は様々。
割合としてはおおよそ以下です。
Chrome book→6割
iPad→3割
Windows→1割

各端末そろぞれ特徴はありますが、iPadの1番の特徴は無料で高機能なアプリが多くあることじゃないでしょうか?Keynote,Pages,Clips,iMovie,GrageBandなどが教育用でよく表現ツールとして使われています。
場面に応じてプレゼン、動画、ポスター、音楽創作など表現できることはさまざま。動画って一口に言ってもインタビュー動画に自動で字幕つけたりするものもあれば、画像合成して背景だけ変更することもできる。
表現方法が多彩だからこそ、子どもたちは自分に合った表現方法を探したり、粘り強く課題に取り組めるんじゃないかと思います。それを奪ってしまうってiPadの価値半減以下ですよね。
寝屋川市は市内全域で思考力の育成を目指しています。思考力が伸びたかどうかって、アウトプット(表現)させないと分からないのに、そのバリエーションを狭める理由が分かりません。

それでも、あきらめないで

研修の最後に「Apple純正アプリ使えなくてストレスを感じている人は挙手してください」と聞きました。ほぼ全員の手が上がりました。そりゃそうですよね。お隣の枚方市や交野市ではiPadのアプリをそんなに制限してないですもん。
「アプリの規制が厳しくて活用方法が限定的になっていますが、それでも諦めず、子どもたちの資質能力を伸ばすために何が出来るか模索しましょう。無料で使えるwebアプリもあります。制限下で不満を言うのは簡単ですがそれで何もしなければ子どもたちのためにならないです。苦しいと思いますが一緒に頑張りましょうね」と伝えました。iPadを使うことを目的化するのはダメですが、先生達がワクワクしながら色々なアプリを試していき、多くのチャレンジと多くの失敗を積み上げないと変革は起きないです。

寝屋川市内の全先生に言いたい。
「諦めたらそこで試合終了ですよ」by安西先生

次回は7月末。今日の研修を経てどんなチャレンジをしてくるのかちょっと期待しつつ、またお会い出来るのを楽しみにしてます。


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