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トライしないことが怖い

やるかやらないか

一般社団法人フォースタートの大内さんの講演を聞きました。大内さんのプロフィールは以下です。

1979年12月1日、兵庫県の川西に生まれる。
生後すぐ、助産師が体を洗う最中に両足に反応がないことを確認。
精密検査を受けるため神戸大学医学部へ。そこで神経芽細胞腫という悪性腫瘍が脊髄にあることが判明。その後、脊髄腫瘍の摘出手術を受けるも左腎に転移、そして摘出。
生まれた直後に大きな手術を2度経験する。
主治医から転移の恐れが高いため、「5歳まで命がもてば・・・」と宣告されるも、腫瘍の再発はなかったが、両脚に重い障害が残りほとんど動かせなくなる。
大学卒業後に社会福祉士を取得。その後、高齢施設での事務員、民間企業での経理部を経て、社会福祉法人堺市社会福祉事業団へ就職。現在、堺市立健康福祉プラザ市民交流センターにて障害者アート活動の支援を行っている。
また、全ての人がその存在を認められる社会の実現をめざし「一般社団法人フォースタート」を設立し、車いすバスケットボールの体験会やセミナー講演会、車いすバスケットボールチームの運営を行っている。
中学時代、母親のすすめで車いすバスケットボールに出会う。
今年2019年で選手として27年目。伊丹スーパーフェニックス所属。SAKAIsuns所属。
https://koushihaken.nikkansports.com/search/大内秀之/

公演中に様々な名言をおっしゃっていました。思わずメモにしたのが以下になります。

「今日は昨日亡くなった方が全力で生きたかった明日である」
「最初に覚悟をセットする」
「幸せやったことを思いながら寝る」
「障害が絶望ではなく
希望がないことが絶望だ」
「できるかどうかじゃない
やるかやらないか」
「志なんかとっくに搭載している」
「トライしないことが怖い
エラーしても怖くない」
「俺あいつ苦手やねんけど好き」
「選択肢で迷ったらかっこいい方」

学生時代の母親とのすれ違いや、社会に出てからの偏見など失敗したことや苦労したことを赤裸々に語ってくれました。
大内さんがすごいのは、どれだけ失敗してもチャレンジし続ける強い気持ちを持っていることだと感じました。特に、上記の名言集の中にも書いていますが「トライしないことが怖い。エラーしても怖くない」は分かっていても中々言えないですよね。

決断しないという決断

自分の周りには少ない?ですが「検討します」と言って判断を先送りにする人がいます。先送りにする理由が明確ならば問題ないと思いますが、自分で判断しきれないのが理由で決断できない人がいます。
その人は決断しないという決断をずっとしているので、積み重ねれば積み重ねるほど、決断ができない人になっていきます。そうなると、すべての事は他人事になり、人任せで自分で責任を取れない人になっていくように感じます。
決断できない人は仲間を作っていくことができないので、徐々に外との関係を遮断し、組織であれば内向きな人間になっていきます。

真綿で締められ、じんわり死んでいく

私は、大内さんほどでは無いかもしれませんが、常にチャレンジをし続けないと不安になります。
私の世代は幼少期にバブルが弾け、小学校から今に至るまでずっと不景気な日本しか知りません。
この先、好転するかどうかはとても不透明です。また、少子高齢化も進んでいて、社会保障給付費は右肩上がりに増え続けています。

今までの常識を踏襲して、みんなと同じように働いていては、真綿でゆっくり首を占められて死んでいくかのように、いずれもっと苦しい生活になっていくんじゃないかなと感じています。
なので、何が正解かは分かりませんが、とにかく様々なことにチャレンジすることが大事だと思っています。

「トライしないことが怖い。エラーしても怖くない」

すべての人がトライしないことが怖いと言えるようになったら、日本は大きく変わるんじゃないかなと思います。

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