驚きの一次選考合格率
今朝、何気なく大阪府の教員採用選考テストについて調べていて、ちょいと驚いたことと大変驚いたことがありました。
ちょいと驚いたことは、選考が三次まであること。自分が大阪府の採用選考テストを受けたのが10数年前、その頃は二次試験までしかなかったのに、いつの間にか増えてる…
いつから変わったのかしら?
選考日程と内容は以下の通り。
なるほど、なるほど。自分が選考テストを受けた時は一次で筆記と面接がありました。それをいつの間にか分けて別日程開催にして、三次までやるようにしたんですね。分ける理由はなんだろう?受験者の負担軽減かな?
驚きの一次選考合格率
令和5年度の一次選考結果がホームページにアップされていたので見て大変驚きました。
中学校の各教科の合格率が軒並み90%越えばかり。美術、技術、家庭科にとっては合格率100%と記載されています。
つまり、1時試験は受験さえすれば誰でも受かる試験になってると言う事ですね。
試験て合格最低点が決まっていて、その点数に達しなかったら募集人数に至らなくても不合格にするのが一般的な認識じゃないでしょうか?
でも、大阪府の1時試験は合格させる人数が事前に決まっていて、どれだけ点数が低くても合格させているのかな?
ちなみに、昨年度の1時試験の合格率も見てみましたが今回と同様の結果でした。
二次試験や三次試験で絞っていき、最終的には中学校は各教科の合格倍率が5倍前後くらいになっていました。
年度別の採用倍率
年度別の採用倍率の推移があったので見てみました。
H25からR4まで最終合格倍率はほとんど変わりません。
H30だけ8.0倍と高くなっていますがこれは合格者数をその年から大幅に減らしたため倍率が上がっているようです。
気になったのは志願者数です。H25では3465名いたのに、R4では1792名。これは、合格者数が減った割合に応じて志願者数も減っているように見えますが、H30年から見ると、合格者数自体はほぼ変わっていないにもかかわらず志願者が1000名も減っています。
この傾向がこのまま続けば、採用倍率が1.0倍になることもあり得る現実になってきている気がします。(それは言い過ぎ)
以下は友人が書いたブログです。教員採用倍率の低下と教育の質について記載しています。とても面白い考察なのでぜひご覧ください。
先生という仕事は、もともとは子供たちから憧れられる職業でした。しかし、時を重ねるごとに先生はいつしかなりたい職業ではなくなってきているのかもしれません。
でも、教育こそ国にとって一番大事な事業だと思います。自分たちの文化を紡ぎ子孫を反映するためには、良質な教育はなくてはならないです。そう考えると、先生という職は国にとって最も大事な仕事の1つです。
誰もが憧れる職業にするために我々ができる事は何でしょうか?自分も微力ながら色々とアクションを起こしていきたいです。
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