先生も自己肯定感低いんじゃない?
褒め合い
とある学校で研修した時のことです。
アイスブレイクも兼ねて「普段どのようにiPadを活用しているのか?」を近くの方と話し合ってもらいました。
結構、みんないい顔をしながら自分の授業実践を共有していたので、話し合いが終わった後に「お互いの授業のどういった点が素晴らしいか褒めあいましょう」と話ました。
先生たちは褒められ慣れてないのか、照れくさそうにしながらも、すごく嬉しそうでした。
そしてアイスブレイクが終わった後に研修に入っていったのですが、皆さん真剣に私から学ぼうという熱意が感じられ驚きました。通常、学校に研修に行くと、最初の5分〜10分は斜に構えている先生や研修を受けることに対してネガティブな感情を持ってそうなオーラを出す人がそれなりにいます。しかし、今日は何かが違う。
また、様々なワークをしながら時折何名かの先生に自分の考えを発表してもらっていたのですが「今日の研修は寝ません」と宣言した後に発表している先生がいました。笑
どうも、この先生は研修の時はいつも居眠りをしている常習犯だと後から聞きました。笑
研修後のアンケートに「何か新しいことに挑戦してみようという意欲が湧きました」と書かれていました。すごく嬉しい言葉です。
研修内容が先生達にマッチしていたのかもしれませんが、最初に褒め合いのワークから入ったのが良かったのだろう感じています。
日本の若者は自己肯定感が低い
日本の若者は諸外国の若者と比べて自己肯定感が圧倒的に低いです。
平成30年度(2018年)版の内閣府調査でも、「自分に満足」という人の比率は、欧米諸国で80%台なのに対して日本では40%台、「自分には長所がある」という人の比率は、欧米諸国では90%前後なのに対して日本では60%程度となっています。
自己肯定感が低いと自分のことを認めることが出来ないので、自分に自信がなく、失敗を恐れて新たなことにチャレンジすることができません。
また、不必要に他者の目線を気にするので不安感が増して、幸福を感じにくくなります。
幸福については過去のブログをご覧いただけると幸いです。
先生も自己肯定感低いんじゃない?
若者がなぜ自己肯定感が低いのか考えてみました。
文化的要因や親との関係性など様々な要因が複雑に絡んでいるでしょうが、ひょっとしたら先生達の自己肯定感が低いのも要因じゃないかなと思います。
先生の自己肯定感が低いので生徒の悪いところに目を向けて指摘しちゃう傾向にあるのかなと。
褒め合いワーク時の先生達の顔を見ていると、とても嬉しそうに感じる反面、普段褒めらたり、自分のことを褒めたりしてないのかな?と感じました。自分を認められる場面が少ないので自己肯定感が低いままで高まることがない。もしこの仮説が正しければ、これって社会課題だよなぁ。何とかしたい。
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