ロイロを辞めた理由
私がなぜロイロを辞めたのか?
何を目指しているのか?等
頭の中を日々整理して働いていくために、徒然なるままにブログに書き殴っていこうぞ。
今年の3月末をもって株式会社LoiLoを退職しました。2015年から働いていたので約6年ほど在籍しました。入社したての頃のロイロは超零細企業で社員はエンジニア含めて10人いなかったんじゃないかな?営業している社員は私だけで、あとは社長たちが自ら営業していました。
当時、ロイロノートを導入している学校は先進的にiPad1人1台導入していた私立数校のみだったので、まだ全然普及していません。
それが今では1日の利用者数が120万人。導入自治体数は400以上。ちょっと驚きなくらい教育業界において大きな影響力を持つようになりました。びっくり。
飛ぶ鳥を落とす勢いどころか、自分で羽生やして飛んだろかい!ってくらい勢いのあるロイロをなぜ辞めたのかよく色んな先生に聞かれます。
理由はGIGAスクール構想が大きく影響しています。
元々は3年かけて公立小中で1人1台端末が導入される予定でしたが
コロナ禍ということもあり、計画を前倒しして2020年に1人1台環境が一気に整備されました。
スピード感をもって一気に整備すること自体は
とても良いことだと私は思っています。
ただ、昨年色んな自治体の担当者さんと話してて思ったのが
「端末導入が目的化している」でした。
急に莫大な予算がついたので仕方ないことですが
端末導入後にどうやって現場で活用してもらうかを全然考えていない担当者さんが多かったように思います。学習者中心の授業にどうやって変えていくかってところが一番大事なのに。
このままだと
プリントをデータ化したくらいで、学びのあり方は変わらず
5年後のBYOD化する時に保護者の同意が得られずに一人一台環境を維持できなくなる自治体が多く出るんじゃないかと当時の私は思いました。(勝手な杞憂)
そうなると取り返しがつかないので、
もっと現場に近い位置でロイロノートに拘らず、様々なアプリを活用しながら子ども達の学びを変えるためにどうしたらいいのか、提案できる人になりたいと思いました。
ロイロ野中でも色んな提案はできますが
ロイロノートのより良い使い方の提案になってしまう面が必ずあります。
それは本来の目的を見失ってしまうことにもなりかねない。
よりフラットな立ち位置で
元公立の先生として
現役で頑張っている公立の先生達の役に立ちたいと思い
色々悩んだ末、私はロイロを退職する道を選びました。
とはいえ、ロイロからは業務委託の仕事をもらっているので
ロイロ野中としての肩書きは生きています。このあたり次回に詳しく書いていこうと思います。
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