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探究を探究する

高校生が探究する様子を見学しました

本日は香里ヌヴェール学院 中学校・高等学校の高校1年生が探求している様子を見学させていただきました。
子どもたちが挑戦していたのは、いわゆる企業探究と呼ばれるもので、様々な企業から商品企画のお題をいただき、それに対してグループで話し合いながら新商品を考えるというものです。

参画している企業は多様でお菓子メーカー、アウトドアパーク運営会社、建築業など。

子どもたちは柔軟な発想で、様々なアイディアを出していました。中には、新商品を開発するためにクラスの子供たちにデジタルでアンケートを実施するなどの工夫もしていました。

課題を見つけ解決策を考える

建築系の企業向けに家族だけが住めるシェアハウスを企画しているグループがありました。
なぜそのような企画をしたのか理由を聞いてみると、子どもが居る家庭はちょっとした買い物もなかなか行きにくいが、いくつかの家族で一緒に住めば、「ちょっとだけ子どもを預かっといて」みたいなことができるので住みやすいんじゃないかと思ったとのことです。
ちょっとした買い物を躊躇した経験がけっこうあったので、ものすごく納得しました。

あまり深く聞きませんでしたが、この提案に至るまでに親世代にインタビューしたり、この人たちの原体験で何か思うところがあったので、家族で住めるシェアハウスの提案になったのでしょう。

課題がどこにあるのか見つけてきて解決策を具体的に考えている高校生達を見て尊敬。自分が学生の頃を考えるとあり得ないです。

その子達に私がシェアハウスを運営していることや、家族で住めるシェアハウスに実際に住んでいたことなどを明かすと、目をキラキラさせて質問攻めしてきました。笑

彼女達と話していると私もだんだん楽しくなってきて、10分以上家族で住めるシェアハウスについてディスカッションしました。いろいろ話した結果、1部屋を大きめに取り、保育園を誘致できたら面白いのではないかと言う話になりました。

先生達が探究を探究出来るような組織を創る

授業が終わってから、探究を担当されている先生とお話しする機会をいただきました。
その先生は、先生同士のフラットな関係性づくりに尽力されているとお話しいただきました。

学校組織はどこも上位下達のピラミッド型の組織運営をしている学校ばかりです。そういった組織では、決められたことを全員ですぐにやる事は向いていますが、一人一人が創意工夫してうまくいかないことがあったら、柔軟に変更しながら活動することは出来ません。

なので、なるべくフラットな関係性を構築して、今でいうティール組織のような在り方を目指して、探究の授業構成や一人一人のケアをきめ細かくしているそうです。

自分達の強みや弱みを活かしながら先生達も探究を探究出来るようになったら素晴らしいですよね。本日は色々と学ばせていただきました。


枚方市で先生が住むシェアハウスを運営しています。

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