朝、私はまた眠りにつく。
もしかしたら昼かもしれないし、夜かもしれない。
でも、みんなが朝だって言うからこれは朝なのだろう。

時計の短針が第四象限までくると、私は家路につく。
時計はいつも弛むことなく、テンポも歩幅も崩さず歩き続ける。
私は何度この時を待ち続け、この時を迎えなければいけないのだろう。
時計が進み続けるが故に、私は前に進めない。
いっそ逆走してくれれば、前に進めるのに。

それでも私は、朝が昇る喜びを知っている。
月と太陽が入れ替わる瞬間を知っている。
1人で夜を過ごさずに済むことの意味を知っている。

今日も私は私の1日を過ごした。

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