クマ歩きを考える。
今日は七夕ですね。
先日から子どもたちに七夕の短冊作りをしてもらっていて、お願い事を書いてもらっていました。
もちろん小さい子は描けないので、絵を描いたり好きな模様を描いてもらったり、なのですが年中・年長さんくらいになるとお願い事が書けるようになってきます。というか。。。文字は書けなくてもお願い事が言える子が多いことに驚きました。
「パン屋さんになりたい!」
「看護師さんになりたい!」
「消防士さんになりたい!」
「警察官になりたい!」
「ロケットを作る人になりたい!」
「宇宙飛行士になりたい!」
などなどたくさんありました。
ロケットを作る人や電車を作る人、などエンジニア職を小さい頃から「夢」として持つ子が意外と多かったり、「宇宙」が昔に比べると身近なものになっているんだな、と感じました。
警察官になりたい!と言っていた子に、いつも事務所にいるおじさんは昔刑事さんだったんだよ!と伝えると目をキラキラ輝かせて「ええええ!!!」と言っていましたよ。⇦北村に言ったら超絶喜んでいました笑
自分の小さい頃のことを思い出すと。。。薄〜い記憶の彼方に「幼稚園の先生になりたい」と一時期言っていたような覚えがあります。一番身近な存在だった幼稚園の先生、という大人に憧れていたのかもしれませんね。
ただワタシはスーパー飽きっぽいので、その後もいろんな職業に憧れたものです笑
Ecoldの教室に通う子どもたちにも、たくさんいろんな経験をしてもらって好きなことを見つけて欲しいな、と思います。
さてさて、今年は梅雨がほぼなく、短い梅雨が終わったと思ったら連日の猛暑。。。教室では風邪も流行っていて、体調不良の子もチラホラ、体温計を持って過ごす毎日です。熱中症も怖いですが、幼児さんはさっきまで咳はしてたものの元気だったのにいきなりぐったりして38度!みたいなこともあるので、注意が必要です。
それでも、元気な子がほとんどで毎日様々なプログラムに取り組んでいます。
先日スタッフが新しいアイテムを作成し、試してみたいとのことでプログラムに取り入れました。
それがこれ↓
クマ歩き用の手形足型です!
クマ歩きはご存じの方も多いと思いますが「クマ歩き」という名前のとおり、クマのように手足を地面について四つん這いになって歩く運動あそびのひとつです。
大人になってからやってみると結構大変だったりします💦ワタシは苦手。。。ちなみに雑巾掛けも苦手です。。。
この動きは、腹筋と背筋の両方を使う運動で、身体をバランスよく鍛えることができるので、姿勢を保持する力がつきます。
そうするとイスに長時間座っていることが可能に!その結果、授業などにも集中することができるといわれています。
また脳の機能的に考えると、、、脳には左脳と右脳があるわけですが、左脳は右半分の運動を担当・右脳は左半分の運動を担当しています。で、左脳と右脳の連絡役をしているのが「脳梁」という部分になります。
脳梁の発達が十分でないと左脳と右脳の連携がうまくいかないので動きもぎこちなくなったりします。
脳梁が発達すると、左脳と右脳の機能の統合が進み、例えば右脳でしたイメージを元に左脳で分析する、または、左脳で考えたことを視覚的に右脳でイメージするなどの、右脳と左脳を連携した学習の仕方もできるようになります。
クマ歩きは、右手左手、右足左足が別々の動きをするため、脳梁の発達を促すのに理想的な運動なのです!
なのでいろんな意味でクマ歩きは年長さんくらいまでにはできるようになって欲しい動きかな〜と思います。
サーキット運動の中にもマットの上でクマ歩きをする、というのは取り入れているのですが、ちょっとしたルールを決めることでゲーム性が増してやる気がでたりなどすることもあるのでオススメです!
シートには、緑と赤で両手両足の置くところが表示されています。
赤の方がちょっと簡単、ってことでこの日は赤で挑戦!
左右の手足をバラバラに動かすクマ歩きは、けっこう大変です。その上「赤の手形・足型の上だけを歩く」という条件つき。
考えながら歩かなければいけません!!
その上、2回目は障害物も置いてみました。む、難しそう。。。
周りの先生たちのアドバイスも聞きながら前に進んでいき、ゴーーール!!
間違ってもやり直したり、難しくても途中で諦めることなく進む姿を見て、とても成長を感じました。
このように1つの動きを見るだけで、その子が今どの段階にいるのかがわかったりします。「あ〜、だから○○なのか。。。」と気づくことも多い。
いつもは様々な動きを組み合わせているサーキット運動の1つに入れることが多い動きも、時々は抜き出して1人づつやってみることで見えてくることもあるな、と感じました。
ただなんとなく、、、ではなく今後もしっかりアセスメントをしながら取り組んでいきたいと思います。
ちなみにこの「クマ歩き」筑波大学付属小学校などで受験問題としてとりあげられているそうですよ〜。
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