へそ天と悪夢
私は日中いつも眠い。気を抜いたらどこでも寝られそうなほど眠い。
まぁそれは夜ふかししてるからだというのはもっともな話なのだが、そもそもが18時くらいを過ぎると、何故だかパッと覚醒するのだ。
だもんで、必然的に夜ごはん後の時間からが作業や家仕事の本格的な時間になる。
この業界の人たちは割と夜型だという話を聞く。ひどい人だと昼夜逆転している人もいるし、ほぼ朝まで起きていたのに朝から仕事に出掛ける人もいる(いつ寝てるの?)。
そういう人はショートスリーパーなのかもしれないけど、そりゃあ体も壊すよなぁと思う。
じゃあ私はというと、何時間でも寝ていたい。5〜6時間睡眠が続くと、数日で目を開けるのが難しいほど眠気が取れなくなる。
そのくせ質(たち)が悪いことに、夢を見る。しかも7割ほどがあまり良くない夢だ。睡眠の質(こっちはしつ、ね)が悪いのだろう。
最近、あることを知った。どうやら左向きで寝る人は悪夢を見やすいという研究結果があるのだとか。
まさにこれじゃん!と思った。
私の夢は色がなくモノクロで、赤と夕陽の色だけはなんとなく「赤いな」と捉えることができる。
街は大概、『サイレントヒル』みたいな雰囲気だ。廃墟のような薄汚れたような、そんな感じ。
街には(夢の中での)知り合いが出てくる以外は誰もいない。出てくるのが現実の知り合いのパターンもある。それでも夢の中に出てくる人物は皆、顔がない。
表情が見えないのか?ともかく顔は記憶から抹消される。
まぁいつもそんな感じなので、夢でも気を消耗しているのかもしれない。ただ雰囲気がこんな感じというだけのこともあれば、きっちり悪夢ということも多々ある。
いい夢を見ることが少なすぎて悪夢には慣れっこだけど、起きても疲れているのは嫌なので、最近は仰向けに寝られるように努めている。
でもここ数日続けてみても、大体起きてみると左を向いているから悔しい。ぐぬぬ。
代わりと言ってはなんだが、もう400日ほど一緒に暮らしているチワワのこぐまは、すっかりへそ天で寝るようになった。
家に来た子犬の時分は警戒心が強く、小さな物音一つですぐに飛び起きていたのに、今では自らくっついてきてはへそ天して寝る。可愛すぎる。
そんなうちの天使に倣って、私もへそ天で寝られるように特訓中あるのみだ。
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