セッション・ゴールにつながりがあるか
『プロジェクト』と聞いて、どんなイメージを持ちますか?
新しいことにチャレンジしそうで大変そう。
部門跨いだ関係者が多そうで、取りまとめが大変そう。
色々なイメージがあると思います。
私が思い浮かべたのは『長距離走』。
1〜2ヶ月の短期のプロジェクトもあるかと思いますが、私は普段1〜2年のシステム導入を進めているケースが多いです。
長距離走を走り切れるメンバーは、共通してゴール設定が上手だと思います。今日はその話です。
■セッション・ゴールとは?
プロジェクトには、意思決定をするための場として、セッション(会議)があります。
そして、セッションには目的地設定が必要ですね。必ずセッション・ゴールを指定する必要があります。
セッション・ゴールは、『その会議が終わった時に、どんな姿・状態になってないか?』を言葉にしたものだと考えています。
ゴールに関連して、アジェンダもありますね。
アジェンダは、『ゴールを達成するための議論の手順』と置き換えることができます。
アジェンダはゴールを達成するための手段(道のり)です。
ここで大事なのは、良いゴール設定があって初めて、良いアジェンダが作れる、ということです。
ですので、ゴールはしっかり考えて設定したいものになります。
■達成有無が分かるゴールか
セッションにおける良いゴール。悪いゴール。
これらの違いは何でしょうか。
『達成有無が客観的に判断できる』
これが良いゴール設定の条件だと思います。
具体例を挙げてみましょう。
『〜について検討』
こちらはどうでしょうか?
よく見る表現だったりしますが、少しゴール設定が弱いケースです。検討した後にどういう状態になっていたいか。これが客観的に示せてない。
『〜について合意』
『〜について合意するための判断材料を明確にする』
この表現まで落とし込めていると、どういう状態になりたいか。これが明確です。
■セッション・ゴールにつながりがあるか
良いセッション・ゴールの条件で、もう一つ重要なポイントがあります。
各セッション間で設定したゴールに繋がり、流れを持てているか。これが大事です。
最終的に方針確定するまでに、整理→方針検討→方針確定といった流れがあるとします。
ゴール設定が上手な人は、各セッションでどこまで決めるか。これを常に意識できてる印象です。
■おわりに
会議におけるゴール設定は、ビジネスにおける基本行動の一つですが、基本行動こそ大事だと日々感じています。当たり前のことを、当たり前に。
それではまた!
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