これが私なんだと服を着てアクセサリーをつける
服が好きだ。
服そのもののかわいさやかっこよさも好きだし存在も好きだし、着たときに生まれる幸福感も好きだ。似合ってなかったりパツパツだったりして「しゅん…」となったことも沢山経験してきたけど、あの幸福感を知っているし覚えているから好きだ。
服が好きだ。服は好きだけど「みんな一緒」「みんなやってる」の"同調"や"同じ"がだんだん嫌いになってきた私は「人と一緒のものは着たくない」と思うようになり、服の好みにも自分の気持ちや考えが反映されるようになった。
雑誌やネットで「今年のトレンドは」「○○がマスト!」という項目を見かけて「かわいい」と思うことはあっても「流行ってるから」という理由で買うことはなくなった。
ふわふわやきれいめが似合わないことにも気づいてた。
メンズ服を探して着るようになった。
ユニクロはメンズ服の方が多くなった。今年はスーピマコットンTシャツがとても自分好みで、仕事でもプライベートでも着る。出会えてうれしい。
人と一緒のものは着たくないという気持ちはあるけど、何より私だけの1着がほしいという気持ちを持つようになった。この気持ちの方が強くなった。
古着屋に行くようになった。
2年前にはじめて行った高円寺の古着屋で買ったワンピースは大好きな水色(ターコイズに近いね)で、もう少し涼しくなったら着たいと思ってる。
古着は「出会い」と表現される。本当にひとつしかないのが好きだ。アクセサリーは古着屋で買うことが多くなった。特にデッドストックは状態がきれいだから当時の在庫や売れ残りであったとしても、巡り巡って私は出会えたから嬉しい。
昨年、実家の小屋にある着物類を出して、羽織や組紐を引き取った。クリーニングに出して、羽織や道行きはアウターとして使いたいし、リメイクをしてもらいたいと思ってるものもあって、お店を探しつつお金を貯めてる。
家族が着ていたものだけど、引き継いで私だけの1枚になる。
正直「着物の正しい着方」「正統派」を押しつけてくる人にはうんざりしてる。着物だけじゃなく「服」の観点からしても正統派なんて望んでないから私は自分だけの1枚がほしいし、その正しさの押しつけと強制が人と着物を遠ざけてんじゃないのかって思ってる。
着つけはできない。着物を着物として着たくなったらYouTube見たり祖母と母に教えてもらうことにする。この前はおばあちゃんが帯のたたみ方を見せてくれた。
私は着物を自分の普段着として、自分だけの1枚にしたいだけ。
自分は自分。私は私。
これが私なんだと思うから、そんな自分が着るもの身につけるものは「私は私」で「自分自身」で、自分だけだと感じるものがいい。
だから一点ものや古着に惹かれる。もちろんファストファッションも好きだけど、自分自身がある自分だけの着方をする。
これが私なんだと思ってる。これからも、自分だけの服を着て自分だけのアクセサリーをつける。
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