自己紹介:山好き,肉好きの異色の心の専門家
はじめまして。山を愛し、仕事にも人生にもひたむきに向き合う牧です。長年、精神保健福祉士として、生活保護の現場や企業内のカウンセラー、研修講師、コラムニストなど、さまざまな現場で活動してきました。
少しだけ、私のことをお話させてください。私には、少し変わった経歴と経験があります。借金や体調不良に悩まされ、水商売に従事した時期もありましたし、20代は飲食店のマネージャーやバーテンダーとして現場に立ち続けていました。生まれつき子宮がないロキタンスキー症候群を抱えていること、そして自分がパンセクシャルであることも自覚しています。
そんな私がこの仕事に就いたのは、親友の自死や、自分自身がうつや摂食障害を経験したからです。苦しんだからこそ、支えが必要な人たちの気持ちが、少しはわかる。心理や行動に関心があったこと、そしてバーテンダーとして人の話を聞くのが好きだったことが、この道を選ぶきっかけの一つになりました。
今、日本社会でとりわけ女性が、知らず知らずのうちに自分を抑え込み、耐え忍んでいる姿をよく目にします。能力があっても、気づけば「自分が我慢すれば」と心の中で声を消している方が多いのではないでしょうか。私もかつてそうだったからこそ、少しでも「自分を大切にする」という意識を持つお手伝いができればと思っています。
私自身、多くの経験を通して、自分の生き方を何度も問い直してきました。どんな状況でも、冷静に自分と向き合い、次の一歩を見つける力。生き抜く力とは、自分を知り、自分を信じることだと感じています。その力を、共に育みたいと強く思っています。
私の記事が、あなたの心に小さなヒントや気づきを与えるきっかけの一つになれば、こんなに嬉しいことはありません。まるで山の頂上で感じる澄みきった空気のように、人生においても清々しい一歩を踏み出せるようなコンパスになれればと思っています。