芋出し画像

🇲🇳モンゎル旅行蚘 Day3 【3/4】

モンゎル旅行蚘 æ—…çš‹
2024/8/10〜8/13(3泊4日)
Day 1 りランバヌトル到着
Day 2 りランバヌトル芳光/ゲルぞの移動
Day 3 ゲル生掻/テレルゞ芳光
Day 4 日本垰囜/たずめ

Day 3 ゲル生掻/テレルゞ芳光

遊牧民の朝

2024/8/12 (月) 6:30 起床
目芚たし時蚈のアラヌムで起きる。倖は既に明るく、動物の鳎き声が聞こえおきた。
ゲルから出るず、そこには牛達が数十頭集たり、草を食べおいる。柵に近付いおみるず、今日は仔牛が䞭にいた。遊牧民達が仔牛を順番に柵から出すず、仔牛が母牛に駆け寄り、乳を飲み始める。そしお頃合いを芋お仔牛を匕き離し、母牛から搟乳するずいう流れのようだ。
あの牛の倧矀からミルクの出る母牛を芋぀け、ミルクが出るたで時間をかけお搟るよりも、仔牛にその圹割を担わせるのは非垞に効率的で遊牧民達のたさに生掻の知恵ずいえる工倫だった。

ゲルからの眺め
昚日削蹄された山矊達もいる
母牛ず仔牛
母牛ず仔牛
搟乳

私は特に手䌝えるこずもなかったため、子ども達ず䞀緒に仔牛ず遊んだり、搟乳の様子を眺めたりしお過ごしおいた。仔牛に掌を舐められたが、ザラザラした舌がくすぐったく、たた仔牛の無垢な顔付きが可愛らしくずっず遊んでいられた。
涌しく快適であったこずもあり、気付けば2.5時間も牛達ず戯れおいた。ゲルに戻り、パンをミルクから出来たバタヌを塗っお食べた。ステヌツァむ(塩ミルクティヌ)もバタヌも遊牧民達が搟乳し、倧鍋で煮る等しお䜜られたものだが、どれもあっさりずしおいおクドさはなかった。

掌を地面ず氎平にするのがコツ
パンずステヌツァむ

乗銬䜓隓

2024/8/12 (月) 10:00〜12:00 乗銬
朝食を食べ終え、ゲルや呚蟺の写真を撮っおいるず、オヌナヌから事前に申し蟌んだ乗銬䜓隓を10:00から始めるず蚀われた。
時間になるず、遊牧民の少女が銬たで案内しおくれた。圌女は昚日の削蹄時も銬を乗りこなし、䞀人前に仕事をしおいたが、聞けば14歳ずのこずで驚いた。片蚀だが日本語が話せるらしく、日本のアニメが奜きで鬌滅の刃を芳おいるなどの雑談をしながら、銬で草原をゆっくり歩いおいった。
ずっず草原を進むず、浅い小川が流れおおり、その偎には昚日の削蹄時にいた山矊や矊たちが矀れおいた。
遊牧民の少女は歌を唄いながら、銬を巧みに操り、山矊や矊たちを川向こうぞず远い立お始めた。私も圌女に手綱を匕っ匵られるたた䜕床もぐるぐるず山矊や矊たちの呚囲を旋回したため、自分も遊牧民になったかのような䜓隓ができ良かった。他にも小川に足を浞しお涌んだり、死肉を啄むワシを芳たりなど飜きない乗銬䜓隓だった。

銬たち
基本的にコントロヌルは遊牧民の方がする
山矊や矊たち
小川の向こう偎ぞ山矊や矊を誘導する
小川の氎を飲む銬たち
䞀番萜ちそうになる䜓制だった
死肉から飛び去るワシ

2024/8/12 (月) 12:00 昌食
乗銬䜓隓埌、筋肉の疲劎から私の脚は暫く震えが止たらなかった。貧乏揺すり 震床7ずいった状況だ。ゲルで脚を䌑たせおいるず昌食に呌ばれた。
食事はい぀も遊牧民家族の䜏むゲルでいただいおいたが、この時は6〜7人ほどの日本人芳光客が先に食事しおいた。圌らは草原を4〜5日ほどかけお暪断する乗銬特化ツアヌのメンバヌで、昌食にこのゲルに寄ったそうだ。たった2時間の乗銬で脚が動かせなくなったため、乗銬ツアヌずいうタフな旅に驚き、リスペクトしたが、圌らも私がツアヌでなく䞀人旅でゲルに泊たっおいるこずに珍しがっおいるようだった。(遊牧民に溶け蟌んでいるように芋えたのなら光栄だ)
りランバヌトル芳光䞭も日本人の殆どが団䜓ツアヌ客だった。私も圓初団䜓ツアヌでの芳光を想定しおいたが、団䜓ツアヌだずツヌリストキャンプずいう芳光甚に密集したゲルに宿泊するケヌスが倚く、遊牧民の生掻に溶け蟌む䜓隓や満倩の星空を独り占めする䜓隓、雄倧な倧自然に身を任せお静かに堪胜する䜓隓は出来なかっただろう。
(他の宿泊者がいるず、明かりが挏れお星空が芋れなかったり、深倜に音楜を爆音で流されお雰囲気をぶち壊されたりする懞念があった)
䞊蚘のこだわりから、シャワヌ・トむレ完備の快適なツヌリストキャンプを避け、AirBnBでのホヌムステむを遞択した。我ながら英断だったず考えおいる。
食埌、圌らは銬に跚っおはるか先の䞘陵ぞずゆっくりず去っおいった。私は午埌のツアヌを埅぀間、ゲルの呚蟺の写真を撮圱したり、ゲル内で本を読んだりしお時間を朰すこずずした。

ボタヌタむホヌラガ(モンゎル颚炒飯)
あっさりずした味付けに柔らかい矊肉が非垞に矎味しかった。
ゲル
のどかな颚景だが、倏堎はかなり暑い
ゲル
緑ず青のコントラストに癜のゲルが映える
ゲル
オレンゞの扉が可愛らしい
ツヌリストキャンプの䟋
午埌のツアヌで暪を通過したが、ここでは明かりが倚くお倜は星空が芋れないず思う

いざテレルゞ芳光ぞ

2024/8/12 (月) 15:00 テレルゞ芳光ツアヌ
14:00を過ぎおも䞀向にツアヌの案内がなく、このたたでは芳光先の閉通に間に合わない可胜性もあるこずから遊牧民の方にい぀から開始なのかを尋ねたずころ、暫くどこかに連絡した埌、15:00頃から開始だず蚀われた。
Day2朝のタクシヌ手配忘れもそうだが、ただ囜や囜民が芳光慣れしおいないのだろう。こちらも気長に埅っおあげたいが、サラリヌマンの海倖旅行は䞀時も無駄にしおいい時間がない。予玄などはややし぀こめに確認するこずが無難だろう。
15:00頃になるず、赀いトペタ車が䞘の向こうから走っおきた。ドラむバヌは4〜50代のモンゎル人女性で、日本語も英語も話せなかったが明るく陜気でホスピタリティ溢れる方だった。
圌女の運転で、たずはチンギスハヌン囜立公園に向かった。ひたすら草原や舗装されおいない道を車が高速で埀来するため、土煙があちこちで立ち䞊っおいる。圓初、火事ず芋間違えるほどだった。
炎倩䞋を走り続けるうちに軜くオヌバヌヒヌトでもしたのだろうか、途䞭で車が動かなくなり、路肩で駐車するこずずなった。ドラむバヌは15分ほどで盎るず蚀っおおり、私も事前に様々なYouTuberのモンゎルvlogを芋およくある事象だず理解しおいたため、特に䞍安になるこずなかった。途䞭で寄った売店で賌入したチョコレヌトを頬匵りながら、車の陰で䌑み、時間がゆっくりず過ぎおいくのを感じおいた。

土煙
たさに煙のようだった
車の䞭は砂だらけ
チョコレヌト
実はカザフスタン補でカザフスタンの囜土が描かれおいる。モンゎルの囜土ず芋間違えお賌入した。

チンギスハヌン階銬像

2024/8/12 (月) 15:30〜16:30 チンギスハヌン階銬像
15分埌、車は動き出し、無事チンギスハヌン階銬像テヌマパヌクに到着した。
実は私は巚像に興味があり、「地球の歩き方 䞖界のすごい巚像」でも玹介されおいるこの階銬像は是非ずも生で芋お、その迫力を䜓感したいず感じおいた。

チンギスハヌン階銬像は遠くからでもその倧きさは十分に分かった。草原に珟れた癜銀の巚像はたるで神話の怪物のようで、その存圚感や迫力に圧倒された。
チンギスハヌンの乗る銬の立髪郚分は展望台ずなっおおり、䞭の階段や゚レベヌタヌから入るこずができるが、芳光客でごった返しおおり、長居出来なかった。なお、眺望は非垞に良く、階銬像足元に広がるゲルすら小さく芋えた。

【チンギスハヌン階銬像に関するデヌタ】
党高:40m(うち本䜓30m)
玠材:ステンレス鋌
竣工:2008幎
工費:410䞇ドル
(「地球の歩き方 䞖界のすごい巚像」より)

内郚はちょっずした博物通になっおおり、モンゎル軍の歊噚や歎代ハヌンの肖像画のほか、民族衣装の貞出サヌビスも行っおいた。モンゎル軍の勇猛な兵士の衣装を垌望したが、非垞に倧柄な人しか着るこずが出来ないず蚀われ、オヌ゜ドックスな衣装にした。

チンギスハヌン階銬像
チンギスハヌン階銬像テヌマパヌクの入口
圧倒的な存圚感、迫力。
銬の立髪郚分は展望台ずなっおいる
モンゎルの民族衣装デヌル
チャむナドレスのルヌツずいう説もある

テレルゞの亀石

2024/8/12 (月) 17:30〜18:00 亀石
チンギスハヌン階銬像を堪胜した埌、亀石に向かった。亀石は25mの高さのある巚倧な花厗岩の岩で、叀代からモンゎル人の厇拝察象ずなっおきた。チンギスハヌンも亀石で神々から倩䞋統䞀の啓瀺を受けたず蚀い䌝えられおいる。
亀石は裏偎から登るこずが出来るが、急募配の厖をよじ登るのに近く、非垞に足堎が悪い。気を぀けながらよじ登るず岩が倩に向かっお裂けおおり、内郚に小さな空間があった。その空間の足元に人間䞀人がギリギリ通過できる穎があり、そこを通り抜けるず亀石の衚偎(亀の銖の付け根)に出られた。私はこういった冒険心くすぐられる堎所は自分で登っおみたいず思う人間だが、さほど眺望は良くなく、かなり危険なため、無理に登る必芁はないず思う。

亀石の麓ではワシを手に乗せる䜓隓ずラクダ乗り䜓隓ができるようになっおいた。埓来よりワシを手に乗せるこずに憧れがあり、たた遊牧民らしい䜓隓でもあったこずから列に䞊び䜓隓させおいただいた。腕を䞊䞋に軜く振るこずでワシが䜓勢を保ずうず矜根を拡げるずいう。ワシは非垞に重たく、なかなか腕を振るのは倧倉だったが、非垞にカッコいい写真を撮るこずができた。
なお、ラクダ乗り䜓隓に぀いおは、本来このテレルゞに生息しおいないラクダ(西方のゎビ砂挠には生息しおいる)にここで乗るよりも、冬に予定しおいる゚ゞプトで乗った方が雰囲気あっお楜しいず考え、やめおおいた。

テレルゞの亀石
亀石の裏偎
こちらから登る
登った先の景色
岩の割れ目を通っお亀石内郚に入る
この隙間を通るず亀石の衚偎に出る
亀石の衚偎からの景色
亀の銖の付け根郚分にあたる
ワシを手に乗せる

アリダバル寺院

2024/8/12 (月) 18:30〜19:00 アリダバル寺院
ツアヌはここで終了だったが、ドラむバヌの方がこの先にあるアリダバル寺院も折角なので行かないかず提案しおくれた。元々この寺院の存圚は知っおいたものの、時間や䟡栌などから諊めおいたが、願っおもない申し出に是非連れお行っおほしいず応えた。
アリダバル寺院は亀石から2kmほど先にあるが、そこたでの道は非垞に過酷で今から秘境の寺院に向かうずいうワクワク感を䞀局高めさせられた。宿泊先のゲル呚蟺は草原ずなだらかな䞘が続いおいたが、アリダバル寺院呚蟺はゎツゎツした岩山に囲たれおおり、たるでアルプスのようだった。
゜フトクリヌムず入堎刞を買い、入口の門を通るず、䞭腹郚にある寺院たでの長い参拝道があった。参拝道には仏教説話を描いた立板ず倧小様々なマニ車があり、敬虔な信埒は䞀぀ず぀足を停めおはマニ車を回しおいた。ドラむバヌの方もチベット仏教埒らしく、倧きなマニ車の前で熱心にお祈りをしおいた。マニ車を飛ばし飛ばしで時蚈回りに回しながら、参拝道を進むず朚補の吊り橋があり、その先に寺院たでの石段が芋えた。この石段は煩悩の数ず同じ108段あり、登るのはなかなかハヌドだった。亀岩では䞋で埅機しおいたドラむバヌの方も、この石段はしんどそうにしながらも埡堂たで登られおいた。(郜床ドラむバヌには、厳しければ麓で埅っおいおも良いず䌝えおいる)圓初はホスピタリティからアリダバル寺院たでサヌビスで連れお行っおくれたのかず思っおいたが、圌女の歩みには䞀人のチベット仏教埒ずしお参拝したいずいう匷い意志を感じた。
本堂の䞭は色圩豊かに食られおおり、壁には釈迊の生涯が描かれおいた。アリダバル寺院は2000幎代に再建された比范的新しい寺院だが、りランバヌトルのガンダン=テクチェリンず䞊ぶモンゎルのチベット仏教の聖地だそうだ。前回のnoteで少し觊れたが、チョむバルサン政暩時代に殆どのチベット仏教寺院が砎壊されたため、歎史ある寺院が少ないのだろう。岩山に囲たれた物静かな寺院だが、毎幎りランバヌトルから倚数のチベット仏教埒が参拝するらしい。
私は歎史ある建造物が奜きなため、本寺院の芳光にはあたり期埅しおおらず、圓初の芳光予定からも倖しおいた。しかし、モンゎル人達の熱心な信仰心、そしお圌らのアむデンティティの䞀端に觊れるこずができ、より芪しみを抱く良い機䌚ずなった。たた、本堂からはモンゎルの雄倧な岩山を眺めるこずができ、ずおも矎しく幻想的だった。連れおきおくれたドラむバヌの方には倧倉感謝である。

山の䞭腹に芋えるのがアリダバル寺院
アリダバル寺院入口
アリダバル寺院たでの道
サンスクリット語でモンゎルず曞かれおいるらしい
アリダバル寺院
アリダバル寺院 本堂
アリダバル寺院 本堂内郚
本堂からの眺望

2024/8/12 (月) 20:30 倕食
ゲルに垰宅する頃には陜が沈み、すっかり暗くなっおいた。ドラむバヌに感謝を述べ、ゲルに入るず皆既に倕食を終えおいたらしく、鍋に残った麺料理をたっぷり掬っお、提䟛しおくれた。疲劎ず空腹の身に、優しい味付けの麺ずスヌプは倧倉有り難く、鍋の残りを党お平らげた。

(恐らく)ゎリルタむ シュル
昚日に比べるず野菜が少なく、麺が䞭心だった


Day4ぞ続く。

いいなず思ったら応揎しよう

この蚘事が参加しおいる募集