言葉が導く現実
私はネガティブ思考だと言われることが多いけれど、元々は根っからのポジティブ人間。ポジティブすぎて、友人の悩みに一言投げかけると「Maikoはポジティブすぎる…」とよく引かれたものだ。
なんでこんなネガティブになったかというと「悪い方に考えろ」というかつての友人の言葉。学生時代はこのポジティブさで周りから浮いてしまい、どうすればいいのか友人に相談した答えがこれ。良くも悪くも素直な私は、本当に悪い方に考えるようになった。これがネガティブ思考の始まり。この人のせいというよりも、言葉をそのまま受け止めた私が悪い。
「だめだ、できない」このようにダメなことばかり考えていると、本当に物事がうまくいかなくなる。反対に「なんとかなるでしょ!できる、できる!!」こんなスイッチが入ると、途端に物事がスムーズに進んでいく。
つい最近の出来事でいうと、今のビジネスのこと。
私自身の心身の調子が悪いだけでなく、事務的なことも人間関係もうまくいかず「もう無理だ、関係も破綻する…」と諦めモードに入っていたのが正直なところ。泣いて泣いて「もう無理かもしれない」と応援してくれている人達に話していた時は、ほんと悪い方にしか進まなかった。
何がきっかけかは忘れたけど、気持ちが切り替わって「関係修復させて、一緒にビジネスをやりたい。一緒に成功させる」と、宣言するようになってから事態が急激に良くなったのは記憶に新しい。
私の会話もLINEのやりとりも見られてるんじゃね?と、思うレベルで。どんどん良くなっていった。
「できる」と思うことで、できる方法を無意識のうちに探す。言葉にすることで、さらに無意識(潜在意識)に働きかけることになり、現実化しようと行動力が増すのではないか。
逆も然り。
思うだけでなく、言葉にすることも大切。
以前、参加した講座で面白いワークをやった。二人一組になってポジティブな言葉とネガティブな言葉、どちらが力が入りやすいのかを試してみるというもの。
すごく恥ずかしかったけど「嬉し〜!楽し〜!やった〜!」など、このようなポジティブな言葉を動作付きで発して、次に片腕を床と平行に伸ばす。この伸ばした腕をペアの方が床に向かって押す。自分自身は腕が下がらないように天井に向かって上げようと力をいれる。
その反対も。「つまんな〜い。帰りた〜い。もうむり〜」など、このようなネガティブな言葉もポジティブ発言の時と同様に行う。
すると、驚くほど力の入り方が違うことに気づいた。ポジティブ発言の時は、相手の力に逆らうように力が入り、腕は下がらす。ネガティブ発言の時は相手の押す力に逆らうも、腕は下がってしまった。
たったこれだけで。こんなに体が左右されるなんて思わなかった。
このことから、普段、私達は無意識のうちに言葉に左右されまくっているように感じた。どれだけ左右されているのか。ポジティブ発言かネガテジブ発言かによって力の入り方が違うとなると、知らぬううちに行動にも現れていそうな気がする。
何かを成し遂げたいなら『できる』と思うことから。嘘でも『できる』と思うことが大切だと感じている。未来を切り開くのも、可能性を潰すのも、全ては自分次第。本当に叶えたいなら、周りにバカにされたって言葉にしていくこと。諦めなかった人だけが、成功を手に入れる。