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地域を元気にするためにノマドシェフとして生きる


はじめまして、ノマドシェフの服部大地です。
noteで僕の活動を書いて行きたいと思います!
まずは自己紹介をさせてください。




1. はじめに:ノマドシェフとは

「ノマドシェフ」という言葉、聞き慣れない方もいるかもしれませんね。

最近ではノマドワーカーなど、皆さんも耳にする機会が増えたのではないでしょうか? 簡単に言えば、特定のレストランや店舗にとらわれず、全国各地を巡りながらその土地の食材や生産者とポップアップレストランをしながら料理を提供するシェフのことです。



2.経歴

私の経歴として、大阪、東京、北海道、そしてイタリアといった多様な土地で料理の経験を積んできました。

ザ・ロイヤルエクスプレスでは最年少シェフとして抜擢され、RED U-35という国内最大の料理人コンペティションでブロンズエッグを受賞しました。

これらの経験を通じて、料理の奥深さ、そして地域の食材や生産者の魅力に強く惹かれるようになり、現在の活動につながっています。


ザ・ロイヤルエクスプレスの時


3.ノマドシェフとしての活動理由

僕がノマドシェフとして活動する理由、それは地域の魅力を発信し、日本の田舎を料理で元気にしたいからです。(村出身なので切実に思います!)私がノマドシェフになったきっかけは、地元である鶴居村での体験にあります。

鶴居村は「日本で最も美しい村連合」に加盟しており、35歳以下の若者が集まる会に出席した際、他の田舎地域の人々や土地について深く知る機会がありました。

そのとき、こんなにも面白い世界があるのだと感じ、各地に出向き、食材や生産者、そしてユニークな人々と出会いたいと思うようになったのです。


美しい村連合シェフの集い(田子町)


4. 地域の食材と伝統を発信する意義

日本には、まだまだ知られていない地域の素晴らしい食材や伝統があります。

しかし、都市部に集中する現代社会では、その魅力が埋もれてしまいがちです。(このままでは、豊かな文化が失われてしまう危機感があります。)

だからこそ、僕は各地を巡り、その土地の食材や風土、文化に触れ、それを料理で表現することに意義を感じています。
埋もれてしまいそうな魅力を再発見し、地域のアイデンティティを守ることが、私の活動の中心にあります。




5. 具体的な活動例:鶴居村の鹿肉

例えば、北海道鶴居村の鹿肉。
これは僕が訪れた土地の中でも特に印象的な食材のひとつです。
この鹿肉が美味しい理由は、大きく3つの要因にあります。

1. 釧路湿原: 湿地帯である釧路湿原は、熊が入れないため、鹿にとっては安全な楽園となっています。

2. 酪農地帯: 鶴居村は酪農が基幹産業であり、豊富な牧草やデントコーンが育つことで、鹿の肉質はまるで肥育されたかのように豊かなものとなります。

3. 丘陵地帯: 鶴居村には大きな山がなく、丘陵地帯で育つため、鹿の足の筋肉が発達しすぎず、硬くならないのです。

これらの要素が揃ってこそ、鶴居村の鹿肉は特別な味わいを持つのです。

この鹿肉を、猟師さんが丁寧に血抜きをして処理した新鮮なシンタマ(ももの中の方の部位)をローストしてからマリネ液につけ、3日ほど寝かせると、とても柔らかい鹿肉のマリネが出来上がります。

普通、鹿肉は鉄分が多いため、火を入れてから日にちが経つと血の匂いが出てしまいますが、鶴居村の鹿肉はそうなりません。

他の地域の鹿肉と比べると、筋肉量が少ないため柔らかく、血の巡りも少ないため、血生臭さがないのだと猟師さんから教わりました。

こんなことを知れるのは本当に幸せなことです。

そして、ノマドシェフとして食材や生産者を巡ったからこそ、このような見解に至ることができました。


6. 地域と共に歩む挑戦

今後も、日本や世界各地に赴き、その土地の誇りを持った生産者や人々と出会い、その文化や歴史を伝え、守っていきたいと考えています。

訪れる地域に根付いた食材や伝統を、地元の人々と共に学び、それを料理として表現することで、地域を元気にしていくことが僕の使命です。




7. 今後の展望:日本と世界への挑戦

僕の具体的な目標は、「日本で最も美しい村連合」に加盟する町村をすべて訪れ、ポップアップレストランをすべての地域で開催することです。


日本で最も美しい村連合


直近の目標は、
ジェームズ・シェルマンが行っていたように、

「20ヶ月・20町村・20レストラン」
を実現することです。

詳しくはこちら↓


各地で出会う生産者とその誇りを共有し、彼らの文化や歴史を伝えることで、地域に自信を持たせ、誇りを育む活動を続けていきます。
今日、明日もその思いで頑張ります!

読んでいただきありがとうございました。
次回もまたよろしくお願いします!




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