身体離脱⁉️幽体離脱⁉️
noteを使って数日です。エラー表示が出てコメントができないようで残念です。読んでいただいた方、好きしていただいた方、フォローしていただいた方ありがとうございます。
そしてよろしくお願いいたします🎶
天に行く時に「お花畑がみえる」とか、「三途の川があってそれを渡らずに帰って来た」とか聞きますが、私は違う体験をいたしました。
それはある手術でのことでした。
その手術には麻酔医師ではなく、手術をする若い医師が直接麻酔をして手術を行うものでした。
手術の準備が整って麻酔が効き始めましたが、まだ完全には麻酔が効いてこなかったので、私は虚ながら「痛い」と悲鳴を何回もあげていました。
それを聞いたその医師は麻酔を増やし、それからは麻酔が効いて手術が行われました。
手術が終わって、外で待っていた夫は、名前が呼ばれたのでドアを開けて中に入って行きました。
呼ばれたのが自分だと思ったようですが、私を起こそうとして看護婦さんが私の名前を連呼していたのでした。
看護婦さんが私の肩を何回も揺さぶっている様子、タンカーに乗せられた私の両手、両足がタンカーからだらりと落ちている姿、看護婦さんが何度も名前を呼び、起こしている様子を見て夫は私に何か起きていることを悟ったようです。
その時です。
自分が宙に浮いた姿を上から見上げていたのは。
体外離脱?
幽体離脱?
なんて言ったら良いのか?
それはまるでスカイダイビングのような姿で両手両足を開いて飛んでいるのを自分が上から見ているのです。
どのくらいの時が経っていたのか定かではありませんが、しばらくはその姿で下を見下ろしていて、それからだんだん降下して行くのを感じ、同時にその姿を見ている自分もいました。
まず最初に眼下にはキラキラと眩く輝くゴールドが一面にみえました。
まるで金塊の中に入っていくような感じがしました。
それが夢なら覚めないで(笑)
また下がって下がって行き、ジェットコースターの降下時や飛行機が着陸する前のあのグーンと引っ張られるような感じが続きました。
そして真下には一面高層ビルが立ち並んでいるのがみえました。その姿を上から見下ろしている自分もいました。
まるでスーパーマンのように、マントをはためかせてビル群をグングン抜いているようでした。
どんどん下がって行きあたり一面がパッと緑色になりました。
それは木々で覆われた森でした。
森の上を飛んでいるのはとても心地良い気持ちでこのまま飛び続けたいと思っている自分がいました。
それから急降下が始まり、まるでパラシュートが開いて地面に落ちていく感じですが、頭が下にある状態で落ちていくのでした。
そして身体が揺れ始め辺りが真っ暗になり、遠くで誰かが私の名前を呼んでいるのが聞こえました。それからパッと目が開き頭を上にあげ「げっ」と口から熱いものを吐き出しました。
上を見ると夫と看護婦さんの心配している顔がみえました。
蘇生したのです。
目覚めた時の第一声が、「やっぱり私はクイーンだった」
お城は見えませんでしたが、ゴールドの中に浸っている姿を見て、そう言ったのかもしれません。
このことがあってから死への恐怖は無くなりましたが、まだまだ長生きしたいと思っています。