6月の作品:リモニュームのハーフリース
今日は、約3ヶ月ぶりに、フラワーアレンジメントのレッスンを楽しんだ Kaori です。指導いただいている先生にお話を伺うと、生け込みのお仕事や花市場の活気も徐々に戻ってきたようで、少し安心しました。
今月のお題は、ハーフリース。使用した花材は、シンプルに2つのみ。
・リモニューム(左)
・スモークツリー(右)
どちらも生花でアレンジを始めますが、そのままにしておけば、ほぼ生花と同じ色味や形を保ったまま、美しくドライになるようでとても楽しみです。
リモニュームは、濃いピンク(下)の用意もありましたが、私は薄いピンク(上)をセレクト。この薄ピンクのリモニューム、よーく見ていただくと、所々、黄色の花がちょこんちょこんと混ざっていて、本当に可憐です。
「なぜ、そこに君(黄色い花)が、混ざっているの?」と聞きたくなる。
そういうところに、惹かれちゃいました。
このリモニュームとスモークツリーを拳サイズに小さく束ねては、ワイヤーで、くるくるとリースに縛っていきます。ハーフリースなので、リースのどこまで花材を結うかは、花材の厚みとバランスから自分で判断します。
そう。先生は、細かい指導をあまりされません。もちろん、良い意味です!
私は、昔、生け花も習っていたのですが、その時は、まず型を身につけていきました。でも、ここでは、きっちりした型はなく「自分の直感や感性を大切にして。そうしないと面白くないでしょ」と一言。
とはいえ、守るものが何もないかと言うと、意識することが3つあります。
一つ:花材の配置を均一・均等にしないこと。
一つ:花材の躍動感を出すこと。
一つ:作品の芯(強さを出すポイント)を作ること。
この3つを意識するだけで、作品がグッと格好良く、クールに決まります。逆に、この3つのどれかが崩れていると、先生の手直しが入ります。
(いずれにせよ、素敵な作品を持ち帰れることに変わりはありません!)
率直な先生なので、差し込み箇所がいまいちだと「うーん、いまいち!」とか、「ひょっこりひょうたん島みたい!」とか言われることも...w(どう言う意味や!ww)。そして、良い時は、ひたすら「いいね〜。いいね〜。いやぁ〜、分かっているね〜。」とおっしゃる。分かりやすいです。)
先生にアレンジを習い始めて、1年6ヶ月。今では、先生の手直しが入ることや「うーん、ちょっとダサいかなぁ...」と言われることがだいぶ減り、アレンジの良し悪しが少し分かるようになってきました。
説明が難しいけれど、良いポジションに、花材を差し込めた時、「そう!そこなのよ!そこそこ!」「入るべきところに入った!気持ちいい〜」という感覚が内側から湧き出してきます。そういう状態の時は、自分自身も、絶対にココしかないと実感しているし、先生から指導が入ることもありません。きっと、この感覚を得ることも成長している証、なのでしょう。
気づけば、このフラワーアレンジメントも、自分の直感や感性を磨く場になっているのだろうな、と感じる今日この頃。これからも、自分の直感と向き合う時間を大切に過ごしていきたいです。それでは、皆さん、良い夜を。