駅にいる人をペルソナ対象にする際に気を付けたいこと │ #今日のペルソナイラスト
今回は駅にいる人を描いた。
駅にいる人をペルソナにするということ
駅にはたくさんの人が行き交う。老若男女問わず人が集まる場所、それが駅だ。ここであれば、いろんな種類の人種を人間観察し放題。参考対象ばかりでマーケティングや市場調査するにはピッタリの場所、と思えそうだが、実はわりと不向きなような気がしている。
理由は、たしかに駅には多くの人が行き交うが、そこにいる理由が様々すぎるのではないかと。
時間帯によっては「あーみんなどっか仕事に行くんだろうな」ということで「この時間に仕事に行く人」というセグメントはできると思うが、何の仕事をしているかわからないし、駅を降りた先にどこいくかわからないし、どこから来たかもわからない。ただこの瞬間、ここにいる人ってだけだ。
絵を描く練習をしたいのであれば、いろんな人種を描けるので絶好の場所かもしれないが、マーケティングとなると、ちょっと範囲が広すぎる。
最近は(もう最近ではないかもしれないが)「駅ナカ」商売みたいなのが流行っているので、駅ナカ(改札の中)で何かを売り出すのにどういう人がいるか、というのを見るには当然最適だと思うが、そうでない場合は、どういう対象の情報が得たいからその駅にいる人の情報がほしいのかを明確にしないと、広い海にやみくもに網を投げるようなもので、何にも摑まえることはできない。人がいればいいというわけではないということだ。
なんてことを考えながら駅にいたw
とりあえず一人描いた
せっかくなので、一人描いた。
昼の14時くらいの大津駅。もう何をしている人でこれからどこに行こうとしてる人なのかさっぱりわからないw
服装の落ち着きから想像する30~38くらいの女性。軽装具合からも、これから仕事というわけではなさそう。紙袋を持っていたので、どこか知り合いのところに行くような雰囲気。少し暑い日だったので、日傘と、手にはコンビニのアイスコーヒー。
描いていて思ったこと
今回は風景も少し込みで描いてみました。どこまで描きこめばいいのかわからずwたぶん「これは何のためのペルソナを描いている」という明確なお題があれば、そういうのもわかると思うけど、そういうのがないのでふわっとしたものになってしまった。
描けば描くほど、ペルソナを作るのにどういう情報が必要か、どういう設定が必要かがわかってきて、非常に奥の深さを感じている。あと少しこういう情報があれば、詰めるところがわかるのにな~って思いながら描いているということ。
今は描くことの練習をしてるので、手当たり次第にペルソナ対象の資料を集めて描いているが、次はそのあたりも意識して、場所や対象など決めたいと思う。
日々ラーメンを食べることができたらそれだけで幸せです。