Côtes de Provence の Terre Mere Clos des B の連続2回攻撃
Terre Mere の Clos des B
を友人から頂いた。
センス良すぎ。あと中々お値段するし。
ありがとうございます。
ブレンドワインで、割合は
・グルナッシュ 50%
・ムールヴェードル30%
・サンソー 20%
と、なっている。
エグラッパージュした後に、三品種をCo-fermentation(共発酵)させている。香り豊かな品種が多いので、複雑性が増し、美味しさアップ。
色調は淡めだが、アルコール度数は15℃と、赤ワインの中でも高めである。
今回はリーデルのピノノワール / ネッビオーロ向けグラスに入れて香りを取ってみる。
アタックとして鼻に入ってきたのは、色調とは少し離れた、クランベリーやプルーン、カシスといった少し濃いめの色の果実。ちょっと遠くにミントっぽい香りも?
その後、なんとなく芍薬っぽい香りもしたが、どうなんだろう。なめし革のような香りも感じる。総じて、爽やかな印象。
リブステーキが無性に食べたくなる...。
ガストとかサイゼリヤとかに無かったっけ。
持ち込みさせて欲しい。持ち込み料払うからさ。
グラスの飲み口までしっかりワインを行き届かせて香りをグラス内に再度充満させる。溢れないように気をつけながら。ルアーロック式のシリンジに針をつけるようなイメージ。...少し嫌だ。
…さて、実際に口内にワインを流し込む。
今回のグラスは、ソーヴィニヨン用とは違い、グラスの飲み口から脚までにかけて5等分した時に、上から3等分目くらいの位置の部分が1番広がっている。台形の長辺と二等分三角形の底辺をその三等分目の位置でくっつけたような形。
そのため、ワインが舌先というよりも、真ん中に最初に届く。味蕾は舌先に多いことから、飲んだ直後は香りが鼻と口に溜まって心地よ〜い味わいを楽しむことができ、その直後、舌先でジューシーな味を楽しむことができる。こんな2段階攻撃を受ける。もはやキラーマシン。
口当たりはとても滑らかで、タンニンはそこそこ。歯茎がキュッとなる感じはない。
フリットやチキンよりも、やはり牛肉や炭火焼き鳥がよく合いそうだ。垂涎ものだ。
今年飲んだ赤ワインの中で、かなり上位にくる。とてもジューシーで華やか、美味しい赤ワインだった。