地域を笑顔に!!
先日、お家に帰れない認知症の奥様に遭遇しました。なぜ、私が、その方が認知症だと分かったかと言うと、その方は、私が働いている事業所の利用者さんだったからです。それがなければ、見た目から全く想像もつかない認知症の方で、どうやら家族全員が留守の間に、お孫さんの自転車に乗って外出してしまったようです。そして、帰れなくなっていたところにたまたま私は、遭遇しました。
その背景には・・・
お孫さんのサッカーの試合があり、本当はこの方も一緒に行く予定でした。しかし、コロナの影響で一家族1名と急遽言われてしまいこの方を置いていくことになりました。でも、急すぎて介護保険サービスを頼ることが出来ませんでした。
そこで、思ったことは!!
介護保険では、月に使える限度があります。ケアプランといって、介護支援専門員(ケアマネ)が毎月限度額内で計画を立ててくれます。ある意味制度に守られています。が、とっさの時に融通が利かないというデメリットもあります。
今回の場合・・・
私は、通所介護事業所(デイサービス)のスタッフでありながら、地域福祉活動もしています。地域活動ご利用手段もあることをご家族様にお話しました。興味を持たれていました。
介護保険内(デイサービス)で働いているからその方を知っていて、地域活動をしているから、そのサービスをすすめれました。
もし、これが、介護保険内(デイサービス)で働いているスタッフが一人、地域活動をしている私が一人なら繋がっていたでしょうか??
答えは[NO]にちかいでしょう。
お家に帰れないで迷っておられた利用者さんと遭遇し、デイサービスのスタッフがお家まで送ることは出来ます。が、他の地域の活動をすすめ繋げることは知っていないと出来ません。
その為にも、大切なのは地域の連携・情報発信だと思います。
介護保険制度と介護保険外制度を結び、その方・家族さんにお伝え出来る橋渡し(パイプ)役は誰になるのでしょう??
・市職員
・市/地区社会福祉協議会
・地域包括センター
・居宅介護支援事業所(ケアマネ)
・民生児童委員
・自治会長 さん等地域に根差した方々からの情報発信=パイプ役です。
☝ここが非常に大切です。
制度内/制度外サービスの情報共有が本当に大切だと思えました。住民で地域を守る!!
先ほどの図に+して、「スーパー・交番など」も地域の一資源であるので、そのような資源の活用も大切です。どんどん地域の資源を巻き込んだ安心して暮らせる地域づくりをしていきたいです。
その先にあるのが、地域福祉=地域の幸せに繋がると私は思えます。